神経質礼賛 1364.ポケットティッシュ
天気予報でスギ花粉の飛散が「非常に多い」という日が増えてきた。内服薬・点眼薬・点鼻薬・マスクで防御していても、クシャミ連発が起きて、ティッシュペーパーを大量に消費してしまうこともある。ポケットだけでなくバッグの中には予備のポケットティッシュを用意して不測の事態に備えている。
近頃ではポケットティッシュをくれる銀行や郵便局は少なくなった。マイナス金利の御時勢だから預金の金利も限りなくゼロに近いし景品もゼロである。一方、相変わらず駅前ではポケットティッシュが配られている。朝は公共的なものが多く、夕方は英会話教室やスポーツジムの宣伝のものが多い。こうした無料のティッシュを受け取るのは品格のない人間だという偉い先生もいるけれど、私はタイミングが合えば受け取る方である。ただし、歩きが早いので、タイミングが合わず、実際に受け取れることはそう多くはない。無料とは言っても宣伝なり啓発メッセージなりを読むという手間と引き換えなのだから、何ら恥じることはないのではないか。それに、それを配るアルバイトの人やボランティアの人としては、受け取ってもらえば助かるはずだ。もっとも、わざわざもらいに行くとか、たくさんもらおうとするのは品格を疑われるだろうけれども。
外出時には活躍するポケットティッシュだが、家の中では箱ティッシュの方が使い勝手がいいので、出番がない。ついポケットに入れっぱなしにして洗濯してしまうと全部の洗濯物に細かい紙のカスが付着するという大惨事が発生する。ティッシュを使うことが多いこの時期、洗濯の前に一度はポケットの中にティッシュがはいっていないかどうかを確認するに越したことはない。ただし、強迫行為にならぬよう、2回以上の確認はしないことである。
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