神経質礼賛 1372.サヤエンドウとグリンピース
病院で朝のミーティングの前に、薬局長が栄養士さんに「ねえ、サヤエンドウとグリンピースの違いってわかる?」と聞いていた。病院食では時々「ピース御飯」と言ってグリンピース入りの御飯が出る。昨日の昼食にも出た。彩りや味は良いけれども匂いが強くてちょっと気になる。今まで考えたこともなかったけれども、違いを答えるのは難しい。グリンピースと言うと、冷凍食品や缶詰を思い浮かべる。野菜売場でグリンピースを見た記憶はない。知りたがりの神経質としては気になるので調べてみた。
グリンピースはエンドウの未熟な種子をいうのだそうだ。一方、サヤエンドウは未熟な莢(さや)を食用とする場合の呼称である。また、最近スーパーでよく見かける豆苗(トウミョウ)はエンドウの若菜である。グリンピースは晩春から初夏が旬ながら、ほとんどは冷凍食品か缶詰となって出荷されるらしい。ハンバーグなどの付け合わせに出てくるミックスベジタブル(人参・コーン・グリンピース)は色鮮やかだし、シウマイの中に入っているグリンピース1粒はアクセントになっている。脇役ではあるけれども、他の豆類同様で栄養的には優れていて、ビタミンB群やミネラルが豊富である。存在感のある脇役と言えるだろう。
エンドウの仲間にスナップエンドウがある。これは莢が柔らかくて甘い品種であり、病院で森田療法の患者さんたちがよく植えていて院内の無人販売に並ぶ。スジを取って塩ゆでにして食べるとおいしい。私はゆでたものに少しマヨネーズを付けて食べている。また、同じくエンドウの仲間の赤エンドウはみつ豆に用いられている。エンドウの仲間にもいろいろあるものだ。
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