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2017年5月19日 (金)

神経質礼賛 1387.グルテンフリーの是非

 この頃グルテンフリーということが言われるようになっている。グルテンとは小麦粉に含まれるタンパク質であり、パンのモチモチ感を出している成分のことだが、そのグルテンだけでなく広い意味で小麦粉を使わない食品ということでもあるようだ。一時期体調を崩していたテニスのトッププロのジョコビッチ選手がグルテンフリー食にしたところ回復したということが話題となり、またたく間に世界中に広がった。グルテンフリーを表示する食品が増えているそうである。2、3日前、大阪のお好み焼店が小麦粉を使わないグルテンフリーのお好み焼を始めた、という新聞記事があった。

 グルテンフリーダイエットということも言われる。グルテンの成分グリアジンには食欲増進作用があって、パンやスイーツを食べ過ぎるおそれがあるという。また、こうした小麦粉食品を食べ過ぎることで血糖値が急上昇して脂肪貯留を増やし心血管リスクを高めるという説もある。だからグルテンフリーにすれば健康に良いという人がいる。

 グルテンフリーの是非については医療関係者の間でも諸説あるようだ。グルテンが心血管リスクを上昇させるということには異論を唱える人もいる。そして、小麦粉を全く摂らないことで全粒粉の摂取が減ってかえって不健康だという説もある。また、現代の小麦が遺伝子組み換えであり、化学的に作られた肥料や農薬が使われているからいけない、と主張する人もいる。本当はどうなのだろうか。神経質な方は気になると思う。

 私はグルテンというとまず思い浮かべるのが日本の伝統食の麩である。味噌汁の具としてお馴染みであるし、精進料理では麩を焼いたり煮たり揚げたりして工夫し、肉や魚と区別がつかないような料理を出してくれる。何しろ長い歴史と伝統があるのだから、どう考えても米(玄米)と野菜と麩を中心にした精進料理は健康的で長生きできそうに思える。沖縄料理にも麩を使ったフーチャンプルーやフーイリチーがある。植物性タンパクの塊である麩が悪いはずがない。だから、小麦アレルギーあるいは小麦に対する自己免疫ができてしまうセリアック病の人であればグルテンフリーは当然としても、一般の人がグルテンフリーにこだわる必要はないと思う。食品の世界は「善悪不離」(200)のことが多く、○○が良い、△△が悪いという単純なものではない。量や組み合わせによっては善が悪になったり悪が善になったりもする。やはり、バランスよく食べることが一番だ。

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