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2017年5月 2日 (火)

神経質礼賛 1382.蕎麦懐石

 年忌の後は、いつものように精進落としに近くの蕎麦屋の蕎麦懐石を食べに行った。座敷はテーブルと椅子に替わっていて、足が悪い母にも楽だった。前菜は旬の竹の子とワカメの煮物、蕎麦寿司が出る。蕎麦サラダは以前食べた時はカリカリに揚げた蕎麦を使っていたが、今回は白い更科蕎麦をスパゲティのようにしてバジルで仕立てたもので、野菜と鴨肉が乗りイタリアン風である。タラの芽、行者ニンニクなど季節の山菜の天ぷらが出て来て、これは蕎麦が出るまで取っておきたいが、塩をかけておいしくいただく。そして桜花と桜葉を練り込んだそばがきで鯛と包んだ蒸し物が出てきた。最後はセリ蕎麦、と春の季節感満載である。蕎麦つゆは2種類付いてきた。五代目店主がやってきて説明してくれる。現在のつゆと、江戸時代末期の開店当時のレシピで作ったつゆなのだそうだ。開店当時のつゆは、味噌というか大徳寺納豆の味に近く濃厚な味がする。二つの味を楽しむことができた。

 この店は桜エビのかき揚がとてもおいしく、セットメニューもあるし、夜はアルコール一本にかき揚げとツマミと蕎麦のほろよいセットもある。店構えもいいし、店内はバロックやロマン派のクラシック音楽が流れていて落ち着ける。名店なのだが、たった一つ大きな欠点がある。以前いた気さくな女性店員さんがいなくなり、年配の女性(たぶん身内)が仕切っているが、客対応が横柄で評判が悪い。ネット上にも「不愉快極まりない」などと書き込まれている。2年位前に妻と食べに行って、昼の混む時間は過ぎていたので気に入った席に座ったら、その店員さんに席を変えるように言われて、妻はかなり怒っていた。それからは他の蕎麦屋へ行くことが多くなった。せっかくの名店で店主も神経質を生かしていろいろ工夫して頑張っているのに、無神経な店員がいたのではぶち壊しである。神経質が足りないと大損することになる。

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コメント

御意。不愉快な店員の言動で食事の楽しみはぶち壊されてしまいますね。老舗のあんこう鍋屋に以前えらく態度の悪いババアがいました。客商売なのに勘違いして威張るんですね。病院にも婦長なんかで天狗になった頭おかしいのいますよ

たらふく様

 コメントいただきありがとうございます。

 こういうことは、あちこちでありますね。その点、小心者の神経質は驕り高ぶることはありません。

「ババア」・・・、「頭おかしいの」・・・。

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