神経質礼賛 1393.電子マネー
いつも行きつけのスーパーのレジで店員さんから、「お支払は電子マネーにしますか?」と突然言われて驚く。わけもわからず「いえ、現金で」と答える。最近そのスーパーでは、電子マネーの日とやらが毎週あって、電子マネーで買うとポイントが5倍になる。高齢の御婦人たちまでもが電子マネーを使っている。新しく電子マネーのカードを作るのも嫌なので、自分には関係ないと思っていた。スーパーのホームページを見てみたら、すでに持っている電車・バスのプリペイドカードを兼ねたポイントカードが実は系列スーパーでも電子マネーとして使えるようになったということをやっと知った。自分も知らないうちに電子マネーを持っていたのだ。JR東日本のSuicaやJR東海のTOICAといったカードと同様である。
昨日、初めて使ってみた。レジの横にカードを乗せるところがあって、検知すると「チャッキリ!」とガイド音がして精算済みであることを知らせてくれる。電子マネーにすればレジでの支払いが迅速に行える。省力化によってレジ要員を減らして人件費圧縮を目論んでいるのだろう。クレジットカードと違ってあらかじめ現金をチャージしておかなくてはならないから、使い過ぎてしまう心配はない。レジで小銭を用意する手間が省けて便利でもある。ただし、カード単独では残額がわからないのと、カードを紛失した時に使われてしまう危険性もあるのが欠点だろう。それと頭の中で釣り銭を計算して受け取ったお釣りを確認するとか、あらかじめ端数の小銭を用意するとかいうことがなくなるのは楽である反面、頭を使わなくなってボケを早めるのではないか、などと神経質人間としては心配している。すでにパソコンばかり使っていて漢字が書けなくなっており、電子マネーでさらに暗算力も怪しくなりそうだ。
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