神経質礼賛 1395.トイレットペーパーの三角折
ネットのニュースを見ていたら、トイレットペーパーの三角折の話題があった。よく、清掃員が清掃済みであることを示すために、トイレットペーパーの端を二等辺直角三角形状に折っている。男子トイレだと普通に使用した後に三角折をする人はいないのだが、女性の場合は一種の礼儀作法としてトイレットペーパーを三角折する人がいるらしい。それに対して「誰が触ったかわからない」「気持ち悪い」と強い不快感を示す人がいるということだ。ちょっと神経症の不潔恐怖の過剰反応のようにも思える。しかし、よく考えてみれば、折った部分はわずかではあるが使えず無駄になるわけだし、手間をかける分トイレの滞在時間も長くなってしまう。そして手指で直接触って折るのだからやはり衛生上問題がある。例えば昨今食中毒の原因としてよく話題となるノロウイルスは本人が気付かずに不顕性感染していることもありうるのだ。むやみに触って感染リスクを高めるのはまずい。感染予防の理由から三角折禁止の貼り紙をしている病院もあるのだそうだ。これから高温多湿の食中毒シーズンに入る。三角折の習慣はやめて他のことに気配りした方が良い。
« 神経質礼賛 1394.街の魚屋さん | トップページ | 神経質礼賛 1396.何はさておきシートベルト(2) »
先生お久しぶりです。
「三角折」に関しては、うちのおばさんが、
時々思い出したように、やってあります。
前に一度、「三角折」は水商売の女と間違えられるから、
人のうちではやらないほうがいいぞ、
と注意しましたが、まだ時々やってます。
自分は本物の水商売の女なんだから、
間違えられてはいないという理屈なんでしょうか?
不思議です。
投稿: keizo | 2017年6月15日 (木) 07時17分
keizo様
コメントいただきありがとうございます。
「日々の賀状」、近頃は大盛況ですね。書き込みのタイミングを失していて、すみません。
御自宅でも「三角折」をされるのは、誰がやったかわかっているわけですし、まあ御愛嬌ではないでしょうか。ちょっと微笑ましくもあります。
投稿: 四分休符 | 2017年6月15日 (木) 21時10分