神経質礼賛 1416.あみだくじ
昨日(15日)、仕事を終えて帰宅し、夕食を食べた後、何かクラシック番組をやっているだろうか、とNHK-FMをかけたら、何と「アミダばばあの唄」が流れてきて驚いた。NHK-FMでは祝日には「今日は一日○○三昧」として、例えば子供の日にはそれにちなんだ曲のリクエスト特集番組をやっている。新聞の番組欄を見たら、「今日は一日桑田佳祐三昧」とあった。終戦の日と桑田佳祐がどういう関係かよくわからないが、かつて「オレたちひょうきん族」という番組で使われていた唄を久しぶりに聞いた。「♪あみだくじ、あみだくじ、どれにしようかあみだくじ」、はて、あみだくじは何か仏教と関係があるのだろうか、という疑問が起きる。そうなると神経質人間は無性に知りたくなるのである。
あみだくじの起源は室町時代あたりだという。今のように平行線のくじではなく、放射線状のくじで、隠された中央に金額がかかれていたらしい。それが阿弥陀仏の光背に似ているということからその名が付いたそうである。もしかすると阿弥陀様のお導きだから恨みっこなし、という意味も含まれていたかもしれない。いつから現代のような形態…縦の平行線に参加者が横線を書き加えるスタイルになったのかはわからない。中学生・高校生の頃は班のメンバー分けなどの際によくあみだくじをやったものである。単純な横線ではなく、立体交差の斜め線を入れたりした記憶もある。ドキドキハラハラしながらくじ引きの経過を見て、内心「やった、○○と一緒の班だ」とか「あーあ、××と一緒かよ」と思いながら、ハズレであってもあみだくじで決まったのだから仕方がない、と誰もが妙に納得したのは、阿弥陀様の仏力によるものだろうか。
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