神経質礼賛 1421.数独(ナンプレ)
最近、急に妻が新聞の「数独」をやるようになった。帰省した息子に「母さんは頭を使っていないから早くボケるよ。数独でもやったら」と言われたためだ。自宅で取っている毎日新聞には朝刊・夕刊とも数独の問題が1題ずつ載っている。毎日やるのは大変らしく、時々やり残している。それを見て私も試してみる気になった。初級の問題が多いが、最初は要領がつかめず、かなり時間がかかった。だんだん短い時間で解けるようになってきた。
数独はナンプレ(ナンバープレース)とも呼ばれている。数独という名は「数字は独身に限る」というところから来ているのだそうだ。9×9のマスがさらに3×3のブロックに分かれている。それに1から9の数字を入れていく。タテ、ヨコそしてブロック内には同じ数字が入らないように入れるのがルールである。最初に置かれている数字・例えば「1」の縦列と横列のマスには絶対に「1」は入らないので、他の「1」の縦横も見て行くと、「1」が置かれていないブロック内に消去法で「1」が入るべきところが決まる場合がある。「1」がダメなら、「2」や「3」について順々に調べて行く。こうして順次数字が埋まっていく。縦、横、あるいはブロック内に一つだけ空白のマスが残ったら残りの数字を入れればよいので、これも埋まる。そんな要領で解いていく。うっかりすると、同じブロック内に同じ数字を入れる間違いをやってしまうことがあるから注意が必要だ。
今まで何年も夕刊の1面に問題が載っていながら気にも留めなかった。実にもったいない。碁や将棋の問題と違って誰でも簡単に取り組める点が優れている。食事や風呂の待ち時間、他にやることがなければ、やってみようと思う。ボケ防止、神経質の鍛錬に役立ちそうである。何でもパソコンやスマホの時代だけれども、たまには鉛筆を手にして数独を解くのもよい。
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