神経質礼賛 1431.赤オクラ(紅オクラ)
買物から帰って来た妻が「面白いものがあった」と上機嫌である。珍しい赤いオクラを買ったのだという。さて、夕食に出てきたのは茹でて刻んだオクラの上に削り節がのった「いつものアレ」なのだが、色は、と言うと「?!」である。くすんだ緑色。これでは、かえって普通のオクラの鮮やかな緑の方がきれいである。「茹でたら色が変わっちゃった」とすっかり御機嫌斜めである。表面の赤い色素が熱で変性してしまったのだろう。元の赤い状態を見せてもらわなかったのは残念だ。
赤オクラ(紅オクラ)についてネットでしらべてみると、やはり、茹でると変色してしまうと書かれている。生食用だということだ。ちなみに普通の緑色のオクラも生食可能なのだそうである。サラダに赤と緑の両方のオクラを入れると面白いかもしれない。
私のような神経質人間だと、新しい物を見てもすぐには飛びつかない。「今だけ千円」とか「今ならもう一つお付けします」といった殺し文句の通販CM商品にも手を出さない。よく調べ、周囲の評判を聞いて情報を集めて、どうしようかと考えてから、オズオズと手を出すのが常である。だから、面白味に欠けるかもしれないが、大ハズレを引くことは少ないのである。
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