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2018年2月 5日 (月)

神経質礼賛 1473.立春

 昨日は立春。しばらくぶりに雲一つない快晴。富士山や雪化粧した南アルプスの山々がくっきりと見えた。陽射しはあっても強い北西の風が吹いていて、実際のところまだ冬である。歩いてちょっと遠くのスーパーへ行く。途中、静岡浅間神社の境内に入る。中に静岡市文化財資料館という小さな博物館があって、ポスターに釣られて中に入った。「幻の大寺 建穂寺」というテーマだ。建穂は難読地名である。「たきょう」と読むのだが、そこに住んでいる人以外は読めない人が圧倒的に多いだろうと思う。安倍川と藁科川が合流するその間の山あいの地区である。入館料200円を払って二階の展示室へスロープを上がっていくといつもの家康像が出迎えてくれる。これは駿府城公園にある家康像の原型となった粘土像であり、室内で見るとなかなかの迫力である。

建穂寺は白鳳年間に建立された真言宗の寺で、行基が再建したとされている。静岡浅間神社との関係も深く、今川氏や徳川家康の援助を受けて栄えていた。ところが、明治になり、廃仏毀釈の嵐が押し寄せ、この寺は焼失してしまった。燃え盛る炎の中、村人たちが命がけで仏像を運び出したが、その後も盗難などのため残った仏像は多くはない。仏像たちは徳川家康の御朱印状とともに、町内会の人たちがお金を出し合って建てた観音堂で大切に保管されているそうである。ポスターにあった木造の伝阿弥陀如来像を見てみる。鎌倉時代あたりの作だろうか。きりりと引き締まった実にいいお顔である。現代の仏女さんたちにモテそうだ。不動明王立像や毘沙門天像は親しみやすいお顔である。

資料館を出て、境内を見渡しても何も花は咲いていない。それでも、よく見ていくと紅梅・白梅のつぼみが膨らんできているのがわかる。こういうものを見つける神経質はトクである。白梅のつぼみの一つが今にも咲きそうになっていた。小さい春、見つけた。

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