神経質礼賛 1497.言うべきか言わざるべきか
長年、ほぼ毎週買物をしている店がある。昨年から店のポイントカードが廃止となり、多くの店で使われているTポイントになった。買物をするとレジで「Tポイントカードをお持ちですか?」と聞かれるのでそれを出す。さらに「ポイントを使いますか?」と聞いてくるので、使いませんと答えている。先週は初めて見る店員さんだった。まだ慣れないらしく、レジに時間がかかっている。私の番になり、ポイントカードを出して処理してもらったが、「うまくいかなかったので、もう一度出して下さい」と言われてもう一度渡して代金を支払った。さて、家に帰ってレシートを見たら、ちょうど買った金額分のポイントが減っていることに気付いた。最初の処理で誤って代金を全部ポイントで支払う処理をして、さらにもう一度現金払いをした処理をしてしまっていたのだ。つまり二重払いしたことになる。
さて、これを店に言うべきか言わざるべきか迷う。百円や二百円の話ならば面倒だからそのままにするけれども、千円超の話であるからやはり言った方がいいだろうと思い、結局レシートを持ってもう一度店に行った。最初のポイント決済された時のレシートは店員さんが捨てていて渡されていないから証明するものがない。他の店員さんがポイント履歴を出そうとしたが操作できず、「後で調べて御連絡します」ということになった。その後、店から電話があり、二重払いが確認できて「すみませんでした。ポイント払いをキャンセルする処理をしておきます」ということで、一件落着した。
今回の話はともかく、私たちの日常生活の中では、いろいろな場面で言うべきか言わざるべきか迷うことがある。特に神経質人間はその傾向が強い。それは神経質の長所でもあって、軽はずみな発言で失敗することが少ないのである。そして、言った方がよいと判断したら、ちょっと気後れしても思い切って言ってみよう。
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"言うべきか言わざるべきか" は日々直面いたします。先生のレジの件は、わたくしなら(手間は別にして)申し出るところです。
エセ神経質でただの気分屋のため人に求める所が過大で、すぐ怒りの沸点に達します
サービス業の人と密接するタクシーなどは "乗らない" ことにしていますが、やむを得ず利用するとヒドイのにでくわすことがあります。
先日も返事も挨拶もしない運転手に爆発しました。後味悪くとにかく我慢してやり過ごせ、と戒めております
投稿: たらふく | 2018年4月22日 (日) 06時20分
たらふく 様
コメントいただきありがとうございます。
小心者ゆえ、行きつけの店だと「こんなことを言ったら悪いかな」とか「クレーマーと思われはしないだろうか」とか「少し位のお金のことで言うのもなあ」などいろいろ考えて躊躇します(笑)。
返事も挨拶もしない運転手さんではムカっときますね。しかし、そこで何か言えばますます険悪なことになりますから、我慢してやり過ごすは大正解でした。
投稿: 四分休符 | 2018年4月25日 (水) 12時52分