神経質礼賛 1512.ハンドドライヤー
この頃はハンカチを使う機会が少なくなった。職場では衛生上の理由からペーパータオルを使っているし、駅や商業施設のトイレにはたいていハンドドライヤーが設置されている。強い風を吹きつけて手を乾かすタイプと温風で手を乾かすタイプがある。これらを使えばハンカチを使わずに済んでしまう。ハンカチの主な用途は暑い時期の汗拭きとなっている。
ハンドドライヤーはペーパータオルに比べて、電気代を考慮してもランニングコストが安いとされる。それに、ゴミが出ず、エコであるとも言える。しかし、ちょっと気になることもある。衛生面でどうなのか、という点である。作動している時には殺菌灯が点灯するけれども、どの程度の効果があるのだろうか。先日、医療関係者向けのサイトにあった記事では、手に菌を付けてハンドドライヤーで乾かす実験をしたところ空中に菌が散布されるという結果が出たという。特に強風を吹き付けるタイプでは温風タイプよりも菌が多く散布されたそうだ。
こんな話を聞いたら、他人が手を乾燥した時の菌が空中に浮遊していてそれを吸ってしまうのではと恐れて、不潔恐怖の人はますます駅などのトイレに入れなくなってしまうだろう。しかし、既に洗った手を乾かしているのだから、実験のように人為的に菌を手に付けたのとは違う。心配したらキリがない。ほどほどのところで妥協しないと大変である。
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