神経質礼賛 1552.停電対策
先週末の台風の際に強風のために送電設備が損傷して静岡県内・特に浜松市など西部地区で大規模な停電が起きた。丸5日経った昨日になって、ようやくほぼ全世帯が復旧したという。勤務先の病院近辺では停電は起こらなかったが、三島市街地の一部でも長時間の停電が発生し、パートで来て下さっている開業医の先生の話によると、停電のためクリニックは休診に追い込まれ、冷蔵保存している医薬品は「避難」させたという。
私が子供だった頃は台風で停電という事態は時々あって、仏壇のない家でもローソクは買い置きしていて、それで対応していた覚えがある。今では送電設備が良くなって、滅多に停電は起こらない。あっても数分とか数十分レベルである。しかし、今回のように、あちこちで電柱が強風でなぎ倒されて送電線も切れてしまったとなれば、復旧には数日かかってしまう。現代の生活は便利な電気にすっかり依存しきっている。マンションでは屋上のタンクに電気ポンプで水を汲み上げているから、停電で水も出なくなって、まずトイレが困ってしまう。オール電化住宅では煮炊きができなくなる。高層マンションの上層階に住んでいたら、エレベーターが使えず階段の昇り降りに一苦労だろう。
私たちの身の回りは電化製品があふれていて、充電モノも多い。停電が長引いた場合、電池切れしたスマホを充電できず、困ることになる。普段からモバイルバッテリーを用意しておけば、いざという時にスマホなどに充電することができるだろう。もっとも、携帯電話の中継局も停電でダウンしていると、通話やネット通信もアウトである。そんな時、情報源として役立つのはラジオだ。時々、電池切れになっていないかチェックしてみよう。それとLEDライト。百円ショップでも結構良いものが買える。そして、よく使う単3や単4の乾電池は十分に用意しておこう。
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