神経質礼賛 1553.イチョウの落葉
職員送迎車(と言ってもハイエースだが)の運転手さんが「今年は変ですよ。イチョウ並木の葉っぱが落ち始めましたよ」と言う。見ると確かにかなり落葉してしまっている。通称「日大通り」の両側にはイチョウの木が立ち並び、例年11月には道路一面が黄金色に染まり、美しい光景が楽しめる。今年は厳しい暑さが続き、その後は例年以上の雨量の雨が続いたから、イチョウの葉も参ってしまったのだろうか。
ついこの前は急に肌寒くなって、通勤の電車ではコートを着た人も見かけた。しかし、台風25号が去った昨日は10月だというのに気温33℃。これでは人間もたまったものではない、とグチをこぼしたくもなる。例年ならば、この連休のあたりで扇風機の羽をはずして掃除し、しまい込むところながら、もう1-2週はしまうわけにはいかないだろう。もっとも、暑さ・寒さは何とも仕方がない。森田正馬先生は次のように言っておられる。
冬が来れば、「今年ほど寒い事はない」とこぼし、暮が来れば、誰も「今年の不景気」をかこつお世辞のためにいふのか、其時々の気分のまゝに訴へるのか分らない。いはずもがなと思ふのである。其時の事を、前年と比較して、正しく批判し得る人は稀である。(白揚社:森田正馬全集 第7巻 p.234)
すでに酷暑が当たり前になってきたのだから、「異常気象だ」と騒いでも始まらない。工夫して順応していくだけである。
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