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2019年2月15日 (金)

神経質礼賛 1597.見かけなくなった検札

 車掌さんが帽子を脱いで一礼し「切符を拝見させていただきます」と挨拶して席を回ってくる検札を東海道新幹線ではこのところ見かけなくなった。小心者で神経質な私など、別に悪いことをしているわけでもないのに、「変な疑いをかけられたらどうしよう」と何となく心配になるのが常であり、車掌さんが入ってきたらすぐに見せられるように切符を手にし、早く通り過ぎてくれないかな、と思っていた。これがもっとひどければ神経症に他ならない。平日の朝はないものの土曜日の朝、静岡始発上り自由席の1両に3、4人しか座っていないガラ空きの自由席では富士川鉄橋前後で検札があったし、平日の下り自由席もやはり富士川鉄橋あたりで検札が来た。たまに遅れて興津のトンネル付近で回ってくることがあった。私は静岡駅ですぐに降りられるようにそのあたりでは席を立ってデッキのドア近くに移動するのが常だ。車掌さんが検札に来てすぐ立ち上がると、いかにも間が悪い。何か逃げ出すように思われたら嫌だなあと感じていた。ところが、ここ1年くらい、全く検札に遭遇していないのだ。2016年春から東海道新幹線の指定席とグリーン車では検札が廃止されているが、自由席に関してはそういう話は聞いていない。


 考えてみれば、いろいろな変化があった。東海道新幹線「こだま」ではワゴンによる車内販売が廃止になり、殺人事件があってからは警備員が巡回するようになった。日中は飛行機の客室乗務員風の恰好をした女性も巡回するようになり、もしかして婦人警察官なのかなあ、と思いきや、この人たちは
JR東海子会社から派遣されたパーサー業務の人たちで、案内業務と安全確保の巡回を主な仕事にしているらしい。パーサーが置かれたことで車掌が3人から2人に減員となり、それで、検札もしなくなったのかなあ、と思っている。検札を気にせずゆったり座っていられるようになったのはありがたい。

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