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2019年2月14日 (木)

神経質礼賛 1596.要約力

 先週の土曜日には年1回の精神保健指定医会議があった。会議とは言っても、実際はお役人様方の有難いお話を聞くために県内の各精神科病院から指定医が集められているだけのことである。会場がある市に住んでいるという理由で、私の勤務先からは私だけが毎年参加している。例によって県内の措置診察や医療観察法の実施状況などが行政担当者から報告され、その後に講演があった。今年は指定医制度の変更についての話だった。精神保健指定医になるには5年以上の実務経験を積んでから規定の症例レポートを提出して審査を受ける。従来は7症例で、そのうち1例が児童思春期症例であり、なかなか症例を経験できなくて苦労する医師が多かったが、それはなくなり5症例で良いことになった。だだし、従来はレポート審査だけだったのが、今年からは口頭試問が行われるようになるという。もし、緊張しやすい私が新規に申請する立場だったら、口頭試問は相当なプレッシャーになるだろうなあ、と思う。なお、レポートの字数制限に関しては、法律関係の委員からはもっと字数を大幅に増やせ、という意見があったが、精神病院協会の委員から少ない字数に要約することは大切なことだと反論があり、それが通ったという裏話を聞いた。


 要約するには全体を見渡してどれが重要でどれが枝葉末節の部分かを見極めなくてはならない。要約力があるかないかで本当に理解できているかどうか、さらにはその人の能力がハッキリわかってしまう。私たち神経質人間は時に些細なところにこだわりすぎて全体を見失う「木を見て森を見ず」となるきらいがあるので注意が必要である。特に強迫神経症の人たちは、どうでもよいことにこだわってそこに膨大な時間と労力を空費している。本当はもっと重要度が高いことがあるはずなのに、である。強迫観念に囚われていると重要度や優先度が正しく判断できなくなってしまっている。強迫を治したい人は、自分の価値基準はさておき、健康人の真似をして健康人らしく行動してみる。それが早道である。

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