神経質礼賛 1605.修正ペン
どんな分野でも仕事上の手書き書類を修正する際には2本線を引いて訂正印を押すが、私的な書き物を修正する際は修正液・修正ペンが簡便である。私が中学か高校の頃にはすでに商品化されていたような気がする。しかし、たまに使おうと思うとペン先のインクが固まって出なくなり、まだ液が大量に余っているのに捨てざるを得なくなることがよくあった。また、液にムラが出て、最初に透明な溶剤が出やすくなってしまってあまり字が消せず、乾かしてから二度塗り、三度塗りしなくてはならないような製品もある。そこで固形式の修正ペンも使ってみた。要はクレヨンみたいなものである。乾かす手間がいらない反面、修正面が厚くデコボコした感じになって少々見苦しい。
最近は修正テープを使うようになった。子供が使っているのを見て、まず妻が真似して使い始め、私が一番遅かった。一定の幅のテープなので、修正部分はきれいな長方形になる。修正液と違って、すぐに上から書き込めるのが特徴である。しかし、不定形部分を消したいとか広い範囲を消したいとなると修正液に軍配が上がるだろう。それと、最初はいいのだが、使っているうちにテープが緩んでしまったりホワイト部分のカスがテープ出入口にたまったりして、テープがまだ残っていても使えなくなる問題がある。比較的高額な修正テープでは使い捨てではなくテープが交換できるとかテープの緩みを直せる仕組みがあるようだ。まだまだ改良の余地がある文具だと思われる。修正しないのが一番ではあるけれども、いくら神経質であっても修正箇所をなくすことは不可能である。
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