神経質礼賛 1612.新年度スタート
昨日、新年度になって最初の仕事は、出勤途中に三島駅でバスの時刻表の写真を撮ることだった。ネットでバス時刻表がわかるようにはなっていないため、外来患者さん用に三島駅発と病院近くのあじさい公園発の時刻表を事務員さんが毎年作って受付のカウンターに置いている。「4月1日の朝、撮っておいて下さいね」と言われて忘れないか心配だったが無事クリア。病院に着いてすぐプリントアウトして事務員さんに渡す。毎週月曜日はとにかく忙しい。まず入院患者さんたちの回診を済ませておいてから外来診療が始まる。
昨日は新元号が何になるか気にしている外来患者さんが多かった。下馬評の高い「安久」になるのではないか、という人もいた。診察が終わってからも待合室でTVのニュースでの発表を待っている人がいた。「令和」・・・クールな語感である。画数が多くないので書きやすく、言いやすく、頭文字が「R」でM、T、S、Hとダブらない点は良い。夕方の民放のローカルニュースでは同じ名前の人を何人かインタビューしていた。「令和」(のりかず)という名の男性は意外といるものである。本人たちは当惑気味である。これからは学校名や商品名などに多用されることになるだろう。出典は万葉集とのことだが、令和という言葉そのものがあるわけではなく、2字を抜き出して組み合わせているだけだから、出典を云々する必要もないはずだ。「令」の字が元号に使われたのは初めてだそうだ。心配性の神経質としては、命令や指令を強要する全体主義の冷たい「冷和」の国にならないことを望む。
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