神経質礼賛 1660.竜巻発生?
昨日の朝、病院に着いてしばらくして、豪雨と突風に見舞われた。病院の前の坂道は一時、川のような状態となった。1時間ほどで一旦収まったが、そのうちまた激しい雨になる。外来の患者さんたちの中には傘が役立たず、ずぶ濡れになってしまった人たちがいた。車のない人は、三島駅から1時間に1本しかない路線バスに乗り、バス停から5分ほど歩かなければならないからお気の毒である。ある患者さんから、「今、TVのニュースでこの辺が竜巻らしい突風で屋根や壁が飛ばされたと言っているけれどここは大丈夫ですか?」と聞かれた。午前外来を終えて、昼のニュースを見ると、病院と同じ住所地である三島市徳倉で突風のため民家の屋根や壁が飛ばされ、マンションのガラスが割れてけが人が出て、日大三島高校のテニス場の屋根も一部がはがれ飛んでいる映像が流れていた。自動車が横転して、運転中していた人がけがをしたとの情報もある。竜巻だったのだろうか。気象台が調査したところによると、被害が出たのは1㎞あまりの帯状の地域で、推定風速は50m。竜巻だった可能性はあるが、断定はできないとのことだった。秋雨前線が居座り、南からは暑い湿った空気が入り込み、大気の状態が不安定になっている。九州では豪雨による大きな被害が報じられているが、はるか離れた当地で突然にこんなことが起こるとは全く予想しなかった。
もしも竜巻が来たら、いち早く安全な建物に逃げ込むしかない。そして、ガラス窓から離れよう。自動車に乗っていても危険である。雲行きが怪しい時や、突風や竜巻の予報が出ている時には、スマホの雨雲レーダーやアメダス降雨予測などを見てチェックし、危険が予測される時には不要不急の外出は控えるのが一番である。「ちょっとくらい大丈夫さ」が命を落とす原因になりうる。心配性の神経質が命を守るのだ。
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