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2019年8月12日 (月)

神経質礼賛 1655.食わず嫌い

 食べ物に食わず嫌いということがある。皆様も、子供の頃は嫌って食べようとしなかったものが、今は好物になっている、なんていうことはないでしょうか。私自身は子供の頃、煮物が嫌いだった。人参、レンコン、シイタケ、こんにゃくなどが入った煮物を母はよく作った。食べないと文句を言われるので、真っ先に「やっつけ食い」をしていた。私の弟は最後まで食べずに残して叱られて泣くのであった。大人になって酒を飲むようになってからか、こういう煮物はむしろ好物になった。居酒屋では必ず「煮込み」を注文する。店によって具材の種類や味付けが全く異なるのも面白い。

 勉強も同じだ。特に教師が嫌いだと、その教科は嫌いになりやすい。しかし、受験勉強などで仕方なしに勉強して面白さに気付くことがある。私はただ暗記するばかりの高校の生物が大嫌いで物理・化学を選択した。最初の大学は電子通信学科だったから授業に生物という選択肢はなかった。医大に入り直して生物学は必修だから初めて勉強した。教授・助教授が面白い人だったのと、やはり医学部だからしっかり勉強しよう、という気持ちもあったから、興味深く勉強できた。

 音楽も自分が好きな分野やアーティスト以外はあまり聴かないという人がよくいる。クラシックなんか嫌い、という人も少なくないけれども、そういう人たちも知らず知らずのうちにTV番組やCMのBGMなどでクラシックの名曲を聞いているのである。そして、フィギュアスケートのBGMの名曲に聴きほれながら選手たちの名演技を楽しんでいるのだ。そういう私自身、あまり聴こうとしない分野がある。クラシック好きの義父から、「これ聴いてみるといいよ」と渡されたCDはリスト作曲「巡礼の年」全曲3枚組だった。よく、ピアノの演奏会で一部が演奏されることはあるけれども、聴きたいなと思う曲ではなかった。「巡礼の年」は標題の付いたピアノ小品集で、第1年スイス、第2年イタリア、第3年の3部に分かれる。第1年・第2年は20代にスイスやイタリアを旅して見た風景や絵画や彫刻をイメージして若い頃に作曲したもので、一方第3年はそれから30年以上経って身辺にいろいろなことがあり多くの親しい人たちを亡くしてからの作曲であって葬送行進曲も入っていて、その変化も興味深い。標題からいろいろ勝手に想像を膨らませながら、すんなりと聴けてしまった。

 神経質人間は好き嫌いがはっきりしていて、一旦、「嫌い」とか「苦手」のレッテルを張ってしまうと訂正には時間がかかる。食わず嫌いは損である。時には嫌いでも食べてみることである。

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