神経質礼賛 1664.音楽の泉
日曜日の今朝、いつものようにラジオをつける。8時過ぎからNHKラジオ第一放送で「音楽の泉」が始まる。子供の頃からずっと聴いてきた番組である。テーマ曲のシューベルト作曲「楽興の時第3番」は不変である。曲目解説があり、演奏者名もしっかり言ってくれるのがありがたい。この番組で聴いて初めて知った名曲がずいぶんある。今日は70周年記念番組だった。1949年9月11日に始まった超長寿番組であり、解説者は現在3代目の音楽学者・皆川達夫さんである。初代は作曲・作詞家の堀内敬三さん、2代目は音楽評論家の村田武雄さんだった。初回放送のプログラムから、ハイフェッツ演奏のサラサーテ作曲ツィゴネルワイゼンが流される。初期の放送は生放送であり、音源も片面5分程度のSPレコードの場合があったから、2台のプレーヤーを切り替えてかけるような苦労もあったらしい。70年ということは年50回として、3500回位放送されたことになる。ラジオの音楽番組はFM放送に移り、CDやネット配信のMP3さらにはネット動画から簡単に音楽が聴ける時代にはなったけれども、ぜひこれからもAM放送で続いて欲しい番組である。
長続き、ということでは神経質のする行動も長続きである。森田正馬先生が「神経質は重い車」と言われたように、なかなか動き出さないが一旦動き出したら簡単には止まらない。まだブログというものがそれほど一般的ではなかった頃、手探り状態で始めた当ブログもいつの間にか14年目を走っている。月10話と決めているけれども、書きたいことがいくつもある時と正直言ってネタ切れで困ったなあというような時がある。それでも、森田療法の指導で使う言葉「見たところに仕事あり」ではないが、「見たところにブログネタあり」であって、何とか途切れずに続いているのである。
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はじめまして。
「音楽の泉」は、掃除機をかけながらラジオをつけています。
暇になったら、たっぷり1時間聞くぞと思っています。
今日が70周年だったのですか?
耳を傾ければよかった、残念です。「ティゴイネル」は聞こえました。
ブログも14年も続いているのですね。
私の先輩です。
森田は30年以上になりますが、まだ「純なこころ」に
出会えません。苦しいながらも生きています。
これからもよろしく。
投稿: よっこ | 2019年9月 8日 (日) 19時42分
ブログが14年目ですか!本当にすばらしいです。
私も仕事で月に1つ書こうと努めている営業用の便りがあるのですが、神経症が昂じて入院したり、うつ状態になったりすると、中断してしまいます。恥ずかしいけど、今も・・。再開しようとしていますが、あまり、「良いものを」と力まないように心がけたいと思います。間違いを恐れる性分に逆らわずに、折り合いをさぐりながら。
投稿: 夏子 | 2019年9月10日 (火) 19時11分
よっこ 様
コメントいただきありがとうございます。
音楽の泉は信じられないほどの長寿番組ですね。
それにあやかって、こちらも15年、16年と続けていきたいです。
「苦しいながらも生きている」は私も同じです(笑)。「苦楽共存」であります。
投稿: 四分休符 | 2019年9月11日 (水) 18時26分
夏子 様
コメントいただきありがとうございます。
中断してもまた再開するところがすばらしいです。仰るようにあまり力まないのが良いでしょうね。間違いを恐れることも必要ですから、まさに「いい加減・・・良い加減」のバランスが大切だと思います。
投稿: 四分休符 | 2019年9月11日 (水) 18時33分