神経質礼賛 1682.災害用非常食
我が家では、地震などの災害時に備えて水とともにレトルト食品や缶詰の非常食を用意している。神経質な私が賞味期限を時々チェックしていて、古いものは食べて新しいものを買って補充している。病院でも災害時用に御飯やレトルト総菜などを患者さんと職員の分を合わせて250人分備蓄している。毎年、炊き出し訓練をして古い御飯は職員食として供される。レトルト総菜は賞味期限が迫ってくると1個10円などの価格で職員の希望者に販売されている。今回は賞味期限を少し過ぎてしまった長期保存用レトルト二種類が希望者に配布されたので(食べるのはあくまでも自己責任ということで)、私もいただいた。少し期限が過ぎただけで廃棄するのはもったいない。
一つはアルファフーズの「美味しい防災食 肉じゃが」である。5年間保存できるもので、1個130g、166kcal、塩分1.5gである。レトルトゆえ、じゃがいもはあまり大きくはできないが、普通のレトルトカレーに比べれば大きめである。牛肉は粉々になってしまっているけれど、それらしい味がして悪くない。巻いた糸こんにゃくが一つ入っているのもいい。病院の場合、高齢や病気のために嚥下が悪くて軟菜食、キザミ食の人もいるから、そうした人も食べることを考えるとこの位が無難なところである。災害時、アルファ米の白飯に梅干だけでは寂しい。こういうものが付けば食事を摂ったという実感が得られるだろう。心細い被災時こそ、おいしいもので元気を補充したいものだ。
もう一つはKAGOMEの「野菜たっぷり かぼちゃスープ」である。1個160g、81kcal、塩分0.9g。かぼちゃ、人参、豆類が豊富に入っている。カップに入れると7-8分目の量だ。電子レンジで1分半ほど温めるとおいしく食べられた。具材は小さく柔らかいので高齢者でも安心である。避難時はただでさえ動きが少なくなるところにもってきて、援助物資のおにぎりや菓子パンばかり食べていると便秘になりやすい。野菜不足の時には貴重な存在になるだろう。自宅にある保存食は野菜系が少ない。こうした物も買ってみようかと思う。
« 神経質礼賛 1681.主観的事実と客観的事実(2) | トップページ | 神経質礼賛 1683.振替休日 »
神経症なのに、賞味期限には全然疎い私。家人の影響もあるかもしれませんが。真空パックものでしたら、3年くらい過ぎていても全然問題ありません。多少、酸化が気になるかなぁ、くらいです。
それよりも気になって仕方が無いのはトイレ。災害というとトイレ、水を繰り返して言う私。
そして90歳を超えようかという母の存在。家人は神経質ですが、ある意味超越人なので大丈夫ですが、老母の介助。今の所自立はしていますが、避難経路、場所でのストレスの具合を心配します。老母のトイレも。
トイレ、あぁトイレ、トイレ。出物腫れ物所嫌わずですから。
投稿: yukimiya | 2019年11月 3日 (日) 14時37分
yukimiya 様
コメントいただきありがとうございます。
確かにトイレの問題は大きいですね。災害時に断水が続いた場合には、私は自宅の敷地の隅で用を足そうかと秘かに考えていますが、妻は車で非常時に使うような携帯トイレを買い込んであるようです。
災害時には不潔恐怖の人もいやおうなしに他の人と同じように生活をしなくてはなりませんから、自然と治ってしまうかもしれません。
投稿: 四分休符 | 2019年11月 5日 (火) 06時50分