神経質礼賛 1683.振替休日
今日は文化の日の振替休日である。とは言っても、私は今年度の月曜日は祝日・振替休日もすべて出勤し当直もすることになっているので、平日同然である。違いは外来が休みというところだけだ。成人の日や敬老の日や体育の日のように月曜指定の祝日が増えたし、日曜日が祝日のため月曜日が振替休日になることもある。その結果、月曜日に受診している患者さんは、思うように受診できず、うっかり薬を切らして困ることもあるし、祝日だった翌週は込み合って大変なことになる。月曜休みが多いのは医療側にとってもありがたくない。以前にも書いたように(1558話)、日本の祝日は先進国では最多クラスだ。それに外国には振替休日がない国だってある。それでも日本人は働きすぎだという。有給休暇や育児休暇は「絵に描いた餅」になっている。そもそも、第〇月曜日というような祝日は存在意義が怪しい。もっと祝日を整理して、その分、各自が有給休暇を取りやすいシステムにしたらどうかと思う。
今日の午前中は病棟の仕事が詰まっていた。午後になって空いた時に、外来待合室に面した白砂の庭を見ると、枯葉がたまり、細かい雑草が生えて見苦しいと感じた。そこで、しばらくぶりに枯葉拾いと草取りである。大きな雑草はないが、カイワレ大根の五分の一位の大きさのスプラウト状の草がびっしり生えている。しゃがんで丁寧に取っていく。夢中になってやっていたら、「先生が草むしりをするんですか?!」と声を掛けられる。振り向くと、うつ病で入院している患者さんに面会に来たその奥さんだった。義務感からではなく、気が付いたら行動していくのが森田式である。
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