神経質礼賛 1693.非常事態
一昨日の夜、母が住んでいる地域の民生委員さんから電話があった。嫌な予感が的中した。母が家の中で転倒して腰部に強い痛みを訴えて動けなくなっているというのだ。夕方に私に電話をしたがまだ帰宅しておらず、普段から懇意にしている民生委員さんに電話して来てもらったとのことだ。すぐに行ってみると、母が玄関に座り込んでいた。6年前に変形性股関節症の手術をして人工関節が入っている側あたりの痛みを訴えている。骨折している可能性が高いし、動きが取れない状態なので、救急車を呼ぶことにした。これまでも何度か外で転倒して受傷し、通行人や近所の方が心配して救急車を呼んでくれて救急受診したことがあるけれども、動けないほどのことは初めてだ。外科系の救急当番の病院に搬送される。父がその病院の整形外科で亡くなっているので嫌がっていたが、そんなことを言っている場合ではない。午後9時半頃には到着したけれども、急患で非常に混雑していて診てもらえたのは午後11時を過ぎていた。CTでは骨折はハッキリせず、MRIで確認する必要があるが、救急では対応できないということで入院することになった。入院時ルーチンの胸部X線、心電図、血液検査、尿検査があって、病棟に入ったのは午前0時過ぎだった。看護師さんの入院説明を聞いて書類を書き、帰宅したのは午前2時だった。尿失禁して汚してしまった衣類を持ってきていたので、とにかく洗濯をする。そして、仮眠を取ってからいつも通りの時刻に出勤する。仕事を終えて帰宅してから、さしあたり必要な物を買いそろえてまた病院へ行く。やることはいろいろある。隣の家の奥さんに事情を話して、当分は回覧板を飛ばしてもらうようにお願いする。新聞屋さんに電話をして新聞を止めてもらう。宅配便の不在配達票が入っていたので、後日配送センターに取りに行くという連絡をする。今日も家の中の片づけをしてからまた病院へ行く。冷蔵庫の中の生ものは一部、冷凍室に移しておく。こういう非常時には焦るけれども、一つずつできることをやっていくしかないのである。
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1684「親の介護問題」とあった時、あぁ...と思ったものです。
私も少し関与しています。64歳の私。ちょうど90歳の母。
別居ですが、私が籍を入れたのが60歳と親と居た期間が長かったものですから、未だに実家と自宅の区別が付きません。
殆ど毎日半日だけ実家へ言っています。バイクで10分。
今は母の足です。必要なのは、母の足。しっかりしていますが、それでも朝、行った時に新聞が取り込まれていないとギクッとします。ご近所とは没交渉。頼みの姉は3年前に逝きましたし。私しかいません。
四分休符先生、よその事とは思えません。
私も覚悟、です。
先生も、お母様もお大事にして下さいませ。
投稿: yukimiya | 2019年12月10日 (火) 15時05分
yukimiya 様
御心配いただきありがとうございます。
高齢者の場合、元気にしていても、突然に何が起きるかわからないものです。yukimiya様も本当によくやっていらっしゃいますね。
投稿: 四分休符 | 2019年12月12日 (木) 22時44分