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2020年1月19日 (日)

神経質礼賛 1707.呼び水

 前話で「小さいことで良いから手を付けやすい簡単なものから始める」のがコツだと書いた。完全欲が強い神経質人間は、こんな小さなことをやったところで何にもならないと考えて、やろうとしない傾向がある。しかし、その小さなことをやるか、やらないかが大きな差を生み出すのだ。私の場合も次々と書かなければならない書類が発生する。簡単に書けるものはいいとして、いろいろ調べたり人に聞いいたりしなければ全部は書けないものもあって気が重くなる。面倒だなあと思っているとすぐに溜まってしまって大変なことになる。やるからには完全にやりたいのが神経質の特徴だけれども、例えば介護認定のための医師意見書の場合、とりあえず、患者さんの氏名だけでも書いておく。すると、それが気になって、もう少し書ける項目は書いて埋めておこうということになる。さらには、別の要件で病棟に行った時にでも、その人の状態を良く知っている病棟スタッフから情報を得ることができ、その上で本人を診れば全部書けるのである。

 この最初の一歩、小さな他愛のないことをやってみることには「呼び水」の効果がある。お若い方はポンプを見たことも触ったこともないだろう。呼び水はもはや死語になってしまっているけれども、やはりこれが直感的にわかりやすい。ポンプの吸水管に空気が入ってしまっていると、なかなか水が出てこない。そこで、少し水を給水管に入れてあげると水を汲みあげられるようになる。これが呼び水である。

 ああでもない、こうでもない、と考えて空費させるだけの時間があれば、できることはいくらでもある。呼び水効果が出ればそれが「生の欲望」を刺激してもっとやってみよう、ということになり、次々と動くようになっているのである。そして、仕事がどんどんはかどるばかりでなく、いつしか「症状」は忘れている。

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