神経質礼賛 1718.新型コロナウイルス感染症の影響
一昨日、母が入院中の病院から「新型コロナウイルス対策のため、面会制限を行います」というメールが入った。高齢者が入院している療養病棟だからやむをえない。勤務先の病院でも面会や不急の外出はなるべく控えていただくという流れになってきた。昨年末に中国の武漢で発生した時にはこれほど一大事になると思っていた人は少なかったろう。新型コロナウイルスは感染力が極めて強く、あれよあれよという間に中国国内に広がったばかりでなく日本国内にも入り込んできてしまった。全般的な致死率はそれほど高くないとはいえ、やはり基礎疾患がある人や高齢者では致死率は高くなる。私が住んでいる街でも、将棋A級順位戦最終局の前夜祭や静岡マラソンなどのイベント中止が次々と発表されている。旅行や行楽を控える動きになっているから観光関連業界は大打撃だろう。3月4月の卒業式や入学式にも影響が出そうだ。このままだと夏の東京オリンピック開催も危ういのではという声が出始めている。生産活動への影響も大きい。中国での生産が止まっているために、自動車の部品がストップして国内メーカーの活動にも支障が出始めているという。食品・衣類・雑貨などの日用品も中国での生産に依存しているから、これからいろいろな物品が品薄になる可能性がある。
相変わらずマスク不足は深刻である。ドラッグスアからは完全に姿を消している。流水や石鹸による頻回の手洗い・うがいが一番大切とのことだが、電車通学・通勤している人たちにとってマスクは必需品である。精神科では新型コロナ感染恐怖症だとか、不潔恐怖の人の手洗強迫の悪化ということが出てきそうである。ともあれ、神経質を発揮して感染防御に努めていきたい。
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四分休符先生、家人は72歳。相変わらず「正しく恐れよう」の観点から雑踏に入る時でもマスクをしません。手洗いとうがいを励行しています。病人ではないのでマスクは必要では無い、そしてマスクはただ雑踏に入るという場合には防御にならない、と言います。
私はと言えば、鼻うがいの回数が増えた、位です。マスクはバイクに乗る為に防寒を主目的で真夏以外マスクをしています。やはり気を付けているのは手洗いの励行です。上記のように花粉症も少々ありますので、この季節は鼻うがいです。雑踏から帰宅して喉がちょっとヘンだな、と感じた時も鼻うがいで結構乗り切れます。それでも多い時で1日3,4回でしょうか。通常は夜1回です。
本当に大変な騒ぎになりました。驚いています。正しく恐れたいと私も思っています。
投稿: yukimiya | 2020年2月23日 (日) 16時34分
コメントいただきありがとうございます。
私の場合はスギ・ヒノキの花粉症があって、2月から5月の初めまでマスクは必需品です。確かにウイルスの大きさを考えれば花粉や通常細菌よりもはるかに小さいので、マスクはナンセンスということになるかもしれませんが、感染者からの濃度が濃い飛沫を吸い込むリスクは軽減するかと思います。時々、マスクをしていても鼻を丸出しにしている神経質の足りない人を見かけますね。とにかく、この騒ぎが早く収まって欲しいものです。
投稿: 四分休符 | 2020年2月24日 (月) 08時17分