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2020年5月21日 (木)

神経質礼賛 1747.エール

 現在NHKで放送中の朝の連続テレビ小説(朝ドラ)『エール』は東京オリンピック開会式の行進曲の作曲で知られる古関裕而(1909-1989:ドラマの中では古山裕一に変名)を主人公としている。先日、新型コロナ肺炎で亡くなった志村けんさんが山田耕筰(ドラマでは小山田耕三)役で出演していることで話題を呼んでいる。朝、病棟を回っていると患者さんたちがTVを食い入るように見ているので、つい私も足を止めて見てしまう。

 古関裕而の名を知ったのは、子供の頃から日曜日の夜にラジオの「日曜名作座」(森繁久彌・加藤道子の語り)を親がよくかけていて、「作曲、古関裕而」のアナウンスが入っていたためである。その後は早稲田大学の応援歌の作曲者として知ることになる。医師になってから、病院の1泊2日の旅行で福島へ行った際、自由行動の時間に古関裕而記念館を訪れた。そこで、ああ、この曲もあの曲も古関裕而の作曲だったのか、と聞いたことのある曲の多さに驚いた。タイガースの「六甲おろし」、NHKのスポーツ中継の始めに流れる「スポーツショー行進曲」、夏の甲子園の「栄冠は君に輝く」、さらには「高原列車は行く」「長崎の鐘」「モスラの歌」などの歌謡曲、ものすごい数に上る。

 古関裕而は正式な音楽教育を受けておらず独学で作曲を学び、ピアノなどの楽器を使わずに頭の中だけで曲を作っていたそうであるから大変な天才である。また、スポーツにそれほど強い関心があったわけではなく、特に贔屓の球団や学校もなく、依頼されれば応援歌や校歌などを平等に作曲していたという。ドラマの中の主人公は少々内気で自意識過剰気味、神経質な面が出ていて、猪突猛進型の妻との対比が面白い。レコード会社の専属作曲家となるも売れる曲が全く作れずに同輩から差をつけられてどんどん落ち込んでいく主人公。そこに早稲田大学応援部から応援歌「紺碧の空」の作曲依頼が舞い込みドタバタが起きる。「♪陸の王者慶應」の歌詞で知られる慶應の応援歌「若き血」(堀内敬三作曲作詞)が作られて以来、野球で早稲田は慶應に連戦連敗中。3週間後に迫った試合に負けるわけにはいかない、と早稲田の応援団長が主人公の自宅に押し掛けてきて作曲を迫る。今週は見逃せないのでビデオに録画して見ることにする。

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