神経質礼賛 1762.電気設備の定期調査
買物に家を出ると、近所を中部電気保安協会の人が点検器具を持って歩いていた。そういえば、先日、点検予定の連絡がポストに入っていたから、今日がそうなんだろうなと思った。4年に1回の定期調査で、屋外の電力メーターの所と屋内の配電盤の所で漏電がないかどうか調べていく。帰宅してから妻に聞いてみると、調査には来たけれど、「こういう(新型コロナの)時期ですから、中はやめておきますか」と聞かれて、そうしてもらった、中に入って来られなかったからよかったわ、とのことだった。妻にとってはそうなのだろうけれども、それでいいのだろうか。
家の中に入って点検するのは係員にとっても面倒だし、家人にとってもうっとうしいことではある。しかし、これは法律に基づいた大切な点検である。電気設備が古くなってくると漏電の危険性が高まり、漏電火災や感電事故を招くこともある。時に無人の倉庫などから出火して、漏電が原因だった、ということもある。点検に要する時間はせいぜい1-2分である。新型コロナを理由に屋内の点検を回避するのはどうかと思うし、係員の方からそれを誘導するのはまずいのではないかとも思う。頻度は低いとはいえ、漏電を見落として火災や事故が起きたら取返しがつかない。ウチは新しいから大丈夫、と思っていても、近隣の古屋から漏電出火して延焼することだってありうる。神経質人間からすると、きちんと点検してほしいし、住人もなるべく屋内点検には応じてほしいと思う。
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四分休符先生
そうですか、点検をして頂かなかったのですね。う~ん。こういう危機といえる事態に陥った時、本当の人間性や本性って出ると私は思うのです。
私は、神経質人ですけれども、コロナ肺炎の本質を考えた時、あまり神経質には考えていません。ですから、対人にしても必要以上にマスク云々は言いません。確かに、飛沫と手洗いの励行はコロナ禍に於いてはキーワードになりますが、さて。
私の隣人は配達員でさえ拒否姿勢を示しておられます。また、郵便物をことごとく消毒する人もおられます。どうなのかなぁ、と考える一瞬です。
罹患した折にはその時はその時。必要以上に警戒しない。但し、手洗いの励行は怠らない。今、解っている時点での防御はとてもウィルスに対して非力かもしれませんが、そこの所を今は抑えるしかないと思っています。ですから、私はあまり用心しない方かもしれませんね...
投稿: yukimiya | 2020年7月 5日 (日) 14時48分
yukimiya 様
コメントいただきありがとうございます。
何事も神経質を上手に分散させて発揮していくことが大切ですね。新型コロナ対策にしても郵便物を全部消毒する、などはやり過ぎだろうと思います。合理性、バランスを考えないでやみくもに除菌しようとすれば、不潔恐怖の強迫行為になってしまいます。それに、そのことにあまりにも労力を費やし過ぎて日常生活が立ち行かなくなるようでは本末転倒です。仰るように必要以上に警戒し過ぎないことも重要だろうと思います。
投稿: 四分休符 | 2020年7月 5日 (日) 21時08分