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2020年8月 6日 (木)

神経質礼賛 1773.高齢者に求められる精神療法

 先日送られてきた精神神経学会雑誌の最新号を見て驚いた。森田療法関連の総説や論文で占められているといった印象である。総説は慈恵医大の繁田雅弘先生による軽度アルツハイマー型認知症および軽度認知障害への精神療法の試み・支持的精神療法と森田療法を用いて・と題するものであり、特集の高齢者に求められる精神療法とはどのようなものかと題して4論文中森田療法関連が北西憲二先生のものを含めて3論文掲載されている。

 私が浜松医大の助手だった頃、師の大原健士郎教授は常々、「高齢者のための精神療法、死にゆく人のための精神療法があってもいいじゃないか」と森田療法の高齢者や臨死者への応用を精神神経科教室員の私たちに語っておられた。当時、私はまだ30代半ばで子供が生まれたばかりであり、あまり切実に感じなかったけれども、そろそろ高齢者の仲間入りをしようという時期になって、森田療法の重要性を切実に痛感している。

 歳を取るにつれてそれまでできたことがだんだんできなくなってくる。できないことを「できるべきだ」という「かくあるべし」ではなく、今できることをやっていく「かくある」、あるがままに生きていく他はない。失うものも多くなる。それに、身体的な病気や不具合は増える一方である。文字通り、死の恐怖を意識することも増えてくる。それでも、だましだまし動いていく。そして生き尽くしていくのだ。老年期をどう生きたらよいかということに関して西洋医学は適切な答えを持っているとは言いがたい。その点、東洋思想・仏教をバックボーンに持つ森田療法は強みを発揮できるように思う。

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コメント

私も高齢ですがパニック・不安神経とありながら6年前から子供二人との生活になり不安ばかり、寝込むことはできないと思い今まで来ました、急に暑くなった八月の初め鼻水悪寒がするのでかかりつけ医に診てもらい念のためレントゲン撮りましたら
右鎖骨と肋骨の間にぼやっと丸い影があるとのことで紹介状もらい、本日市民病院の呼吸器専門医の先生に診て貰いこれは違うからとの事でX線撮り、診察受けましたら影は無くCTを勧められましたが・・2月後にレントゲン予約して帰ってきました
お盆前から本日までいろいろ考え、準備したり神経質のなせる事にしがみついて
ハラハラドキドキでした、何が起きるかですね、不安常駐です

けんじ 様

 病院へ行くといろいろ「見つかって」しまい、まさにハラハラドキドキですね。歳とともにいろいろ不具合は増えていきますが、心配しながらもやるべきことはやって生きていきたいですね。

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