神経質礼賛 1793.医師会のWeb講演会
学会のシンポジウムや講演を視聴し続けていて食傷気味なところに、昨日は県医師会主催の「かかりつけ医向け地域医療リハビリテーション基礎研修」があった。勤務先の病院側より、地区医師会からの要望なので参加して欲しいと言われた。会場は自宅から歩いて5分もかからない新築の県医師会館だけれども、Web参加にした。
一般の方々からみれば、医師はみんな医師会に入っているものと思っておられるだろう。実際のところ医師会員のほとんどは開業医で、勤務医の大部分は医師会には入っていない。妄想を持つ患者さんから「医師会に言いつけて仕事ができなくしてやる!」という脅しを受けることがあるが、私は医師会員ではないのである。
メールで指定されたコードとパスワードを入れると会議ソフトが起動され、パソコンのカメラから自分の姿も表示されている。自宅の中でも背景が映ってもいい場所に移動していたけれども、他の参加者に丸見えは好ましくないので、表示を消す。
講演の内容は「後期高齢者の質問票 対応マニュアル(日本老年医学会編)」に沿ったもので、かかりつけ医が広い視点から高齢者を診て総合的なフレイルの状態を把握し、医師以外の歯科医師、訪問看護師、栄養士、包括支援センター担当者らと連携して、サポートしていこうというもので、ごもっともな内容だった。ただ、限られた時間や資源の中で実行していくのは難しいと感じた。Web参加とはいえ、アンケートがメールに添付されていたので、それに記入して返送しておく。
これからはこういう講演会が増えていくだろう。在宅勤務と同様、自宅で参加できるのは楽な面もあるけれども、実際に足を運んで参加する場合と比べて、別の疲れ方をするものである。
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