神経質礼賛 1816.年金請求
2か月ほど前に日本年金機構からA4判の黄緑色の封筒で年金請求の書類が送られてきた。申請に必要と思われる書類(戸籍謄本の写し、住民票、配偶者の課税証明書)はあらかじめ市役所で取ってきておいた。雇用保険被保険者証も必要らしいのでコピーをもらっておいた。書類に間違いがあってはいけないし、説明書ではわかりにくい部分もあるので、「街角の年金相談センター」に予約して説明してもらいながら書いて提出することにした。自分の年金手帳だけでなく念のため妻の年金手帳も持っていく。10日ほど前に企業年金連合会から小さめの黄緑色の封筒で連合会老齢年金の裁定請求書というものも送られてきているので、これも持って行く。
相談センターは駅近くのビルの中の便利な場所にある。受付で申込用紙をもらい、手を消毒して呼ばれるのを待つ。呼ばれてからアクリル板越しに担当者と話をして書類に記入していく。私の場合、医大に入る前に4年間勤務していた会社と研修医の時に沖縄で勤務した病院が企業年金連合会に該当し、これは日本年金機構とはまた別に手続きが必要とのことだった。それに添付する住民票は、日本年金機構に提出するものをコピーで済ませてくれたため、改めて市役所へ取りにいく手間が省けてよかった。45分の予約枠のうち30分少々で記入を完了し提出できた。
とはいえ、私はまだ働いていて収入があるため、実際に受け取れる年金はゼロ円なのだそうだ。ならば、最初から年金受給を繰り下げた方が得な気もするが、いつ病気で倒れて働けなくなるかわからないし、前の勤務先の医師たちも、もらえないのは承知で手続きしていると聞いていたので、手続きをした。帰宅してから企業年金連合会の方の書類を記入して郵送した。これで年金請求の手続きは完了だ。年金をもらえなくて損ではあっても、働けるのは幸せなことである。
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四分休符 様
初めまして、いつも楽しく拝読しております。
年金手続き完了とのこと、さすがに抜かりなしですね。
年金機構も、社会保険庁時代には横柄な相談員が多く、二度手間三度手間も当たり前でした。
その結果が社保庁解体となり、現在の体制ですので隔世の感があります。
私事となりますが、精神的に大変厳しいときに先生のブログには何度も助けられました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
これからも「神経質の伝道者」として、悩める神経質者をお導きくださいませ。
投稿: 神経質SR | 2020年12月17日 (木) 11時13分
四分休符先生
年金支給請求の書類送付との事。となると、先生は...微妙な年齢でらっしゃる。満62,3歳もしくは65歳でらっしゃる?
医師会の年金制度はどうなっているのか私は解りませんが、働いているから支給されない、支給されなくて損...という事は無いように思うのですが。支給年齢を引き上げれば、自動的に年金は太っていくという事です。通常、厚生年金にしても、老齢基礎にしても支給を遅らせれば、支給額は増えて受け取れる、筈ですけれども。
私事ながら、私は60歳定年でリタイアしました。厚生年金は60歳から受け取っております。で、この度、満65歳を迎えて老齢基礎を受け取るに当たって「受け取り年齢を引き上げれば、年金額は太りますよ、据え置きますか?受け取りますか?」と通知が来ました。私は据え置かず満額年金を受け取るように手続きしました。
とういう訳で昭和30年生まれ65歳の私は手続きを終えた次第です。損になる仕組みにはなっていない、と思います。
またまた問題発生しましたので又近いうちにコメントさせて下さいませ。別件です。
投稿: yukimiya | 2020年12月17日 (木) 14時00分
神経質SR 様
コメントいただきありがとうございます。
何かお役に立てるところがありましたら幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 四分休符 | 2020年12月17日 (木) 22時48分
yukimiya 様
コメントいただきありがとうございます。
仰る通り微妙なお年頃です(笑)。
あらかじめ受給時期を遅らせれば年金受給額は「太り」ますが、所得制限でカットされた分はそのままかと。それでも何とか働けていればそれに越したことはありません。
「四分休符」と打ったつもりが「四分給付」になってしまって書き直しです(苦笑)。すみません。
投稿: 四分休符 | 2020年12月18日 (金) 06時33分