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2021年1月 1日 (金)

神経質礼賛 1821.神経質戦国大名

 年末年始のTV番組は大量に作り置きしたものを流すから概して面白くない。と思っていたら、年末28日にテレビ朝日の4時間番組「戦国大名総選挙」というものがあった。長いのでビデオに録画しておき、CMを飛ばしながら二回に分けて見た。一般・専門家・AIの評価により1位から30位までのランキング発表である。それぞれの大名のエピソードや居城などが紹介され、興味深かった。放送済みであるから、結果を御紹介しよう。
 1位 織田信長、2位 武田信玄、3位 豊臣秀吉、4位 上杉謙信、5位 毛利元就、6位 徳川家康、7位 伊達政宗、8位 黒田官兵衛、9位 真田昌幸、10位 本田忠勝、11位 島津義弘、12位 明智光秀、13位 斎藤道三、14位 立花宗茂、15位 北条早雲、16位 蒲生氏郷、17位 北条氏康、18位 小早川隆景、19位 藤堂高虎、20位 石田光成、21位 井伊直政、22位 大谷吉継、23位 前田利家、24位 浅井長政、25位 今川義元、26位 加藤清正、27位 上杉景勝、28位 柴田勝家、29位 龍造寺隆信、30位 毛利輝元
 どうですか、皆さんの郷土出身の大名や贔屓の大名は入っていましたか。どうして真田幸村や直江兼続が入っていないだ、と思われる方もおられるかと思う。戦国武将としては極めて人気は高いが知行1万石以上が大名の条件なので、ランキング対象外ということなのだと思う。

 徳川家康が6位なのは意外な感じがする。一般や専門家の評価は3位くらいなのだが、AIの判定では、武田信玄との戦いで何度か敗れているため低くなってしまったらしい。神経質戦国大名ということでは私は断然トップに挙げたい。もともと胃腸が弱く自ら薬を調合していたし、パニックに陥り「もうダメだ、自害するしかない」と思い込んで周囲に止められたことが何度もあり、神経質の弱力性が表面化することがある。しかし、同時に生の欲望も強いからどん底を蹴って這い上がって大望を遂げている。
 頭脳明晰な石田三成も神経質大名だったと私は考えており、関ケ原の戦いは神経質同士の大戦だったと言えそうだ(1425話)。一見、大豪傑に見える加藤清正も朝鮮出兵の際に飢餓に苦しんで以来常に米を身に着けていたし、過剰防衛にも思えるような熊本城を作り上げたあたり、心配性の面も見え、神経質だった可能性がある(843話)。武田信玄や上杉謙信が出家した理由はよくわかっていない。どちらも一族や家臣のもめごとが多く、嫌気がさした、あるいはそれをまとめるために出家したのではないかという説がある。二人とも循環気質的な性格かもしれないが、禅を学んで教養が高く、経済運営がうまく、気配り上手だったあたりからは、神経質な面も持ち合わせていたかもしれない。
 戦国時代にはただ豪胆で腕力が強いだけは生き残れなかった。戦で勝つための経済力、兵の多くは普段は農民だったから人心掌握術も大いに必要とされた。エピソードを調べてみると、意外と神経質だった大名・武将もいるものである。私たち神経質もその性格を生かして困難な時代を生き抜いて行こうではないか。

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