神経質礼賛 1839.LED懐中電灯
先週の土曜日にはファイザー社の新型コロナワクチン「コミナティ」接種に関するオンライン説明会があって終わったのが6時過ぎだった。普段5時で帰る時には他の職員さんと一緒に駅まで送ってもらっているけれども、さて、帰りをどうするか。タクシーを呼んでも土曜日の夕方ではかなり待たされそうだし道路は渋滞している。駅まで3km歩いても乗れる電車は同じだろうという結論に達した。歩いている人はあまりいない。途中、橋のところで歩道がなくなっていて、横の暗い道を歩き、階段を上がることになる。バッグから小型のLEDライトを出して照らしながら歩いていく。ところが急にライトが点かなくなってしまった。今度はポケットからキーホルダーのLEDライトを取り出す。神経質なのでこういう準備は怠りない。せっせと歩いて電車の出発3分前にホームに到着する。
今では懐中電灯なんていう言葉は死語になってしまったろうか。かつてはハイキングやキャンプや停電した時には懐中電灯が頼りだった。単1電池4本か6本のビリケン球を使った大きなサーチライト、単1か単2電池2本の普通の豆電球を使った懐中電灯、単3電池2本のニップル球のペンライトがよく使われていて、どの家にもあったし、診察室の引き出しに必ず入っていた。それがここ10年ほどで白色LEDライトが出てきて一変した。今では百円ショップに行けばいろいろな種類のLEDライトが並んでいる。LED3個や6個や9個付いているものも全部百円で買える。古くからある赤・黄・緑のLEDは2V前後で作動するが、最近多用される青色と白色LEDは3.6V前後の駆動電圧を要するので、どうしても電池は3本必要になってしまう。この頃では昇圧回路を内蔵していて電池1本で済むものがあってとても便利である。私が白衣の胸ポケットに入れているLEDライトも単4電池1本のものだ。当初は少し高価だったけれども今では百円ショップに並んでいるものも電池1本のものがだんだん増えてきた。ただし、スイッチが壊れやすいとか昇圧回路の部品に無理があって寿命が短いとかいう評判もある。いざという時に困らないように、信頼度が高く耐久性がある製品を選びたい。
« 神経質礼賛 1838.まず捨てた方がよい物 | トップページ | 神経質礼賛 1840.体温の左右差の謎 »
コメント