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2021年5月16日 (日)

神経質礼賛 1866.プラモデルの街

 市の広報誌に静岡駅南口に新たにできたモニュメントのことが書いてあったので、出勤前に探してみた。駅南口に半島状に突き出したバスターミナルの奥にあった。こちらは駅北口と異なり、バスは少なく閑散としている。朝7時前、タミヤ模型へ従業員を送迎するバスが1台停まっているだけだった。車体にはタミヤのプラモデルがラッピングされていて目を引く。モニュメントには「模型の世界首都・静岡」という文字が入ってプラモデル状の形をしているが、青一色で目立ちにくいし、そもそも人が通らない場所であるから、気が付かない人も多いのではないかと思う。横にある説明パネルの方が小さいけれども、まだ見やすい。世界首都とは大層なキャッチコピーながら、目立たないように設置するのが、引っ込み思案の静岡人らしいやり方である。

 日本のプラモデルの約8割が静岡市内で生産されていることはあまり知られていない。徳川家康が駿府に種々の分野の職人たちを集めたことがその原点になっているという説もある。プラモデルに熱中した経験がある男性は少なくないだろう。お若い方ならばミニ四駆やガンプラ(機動戦士ガンダムのプラモデル)に夢中になったことがあるかと思う。私も小学生の時にはゼロ戦などの戦闘機や戦車や軍艦のプラモデルを小遣いで買って作ったものだ。当時の小遣いが月300円。モーター付きの戦車はその金額で買えてコストパフォーマンスが高かった。坂や障害物を乗り越えさせて遊ぶことができたから、何台か作った。駄菓子屋へ行けば10円で買える小さなプラモデルもあった。プラモデルをきれいに作るのは難しい。丁寧にバリ取りをして注意深く接着する必要がある。接着剤がはみ出すと見苦しくなる。シール貼りにも細心の注意を要する。ずれたら修正困難だ。さらに塗色するのは上級者でなければうまくいかない。かなりの神経質が要求される。根気や集中力を養うにはよい経験になる。私の場合は小学校高学年からはラジオやアンプなどの電子工作にのめり込んでいったが、物作りの原点はプラモデルだったと思う。最近の「巣ごもり需要」からプラモデルの売上は好調らしい。

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