神経質礼賛 1877.2回目ワクチン接種の副反応
私自身、新型コロナワクチンの接種を受けて(1867話)、4週後に2回目の接種を受けた。1回目では翌日に筋肉痛、2日後に軽い頭痛と倦怠感が出て、葛根湯を飲んで対応。3日後には収まった。他の職員の話を聞いてみると、やはり副反応は筋肉痛と倦怠感が多い。腕が上がらなくなったという人も何人かいた。発熱した人もいた。2回目の接種も当日は何ともなく、翌日に注射を打った側の上腕の筋肉痛が出現。1回目よりやや強い。それと少し倦怠感も出た。その日は公休日だったので、無理はせず、自宅近くの用事を済ませる程度で静かにしていた。2日後は筋肉痛のピークだった。日常生活には支障がないものの左上腕に軽く触れただけで痛みを感じた。倦怠感はそれほどなく、頭痛も出なかった。毎日早めに寝て休養を取っていたおかげだろうか。とはいえ、最近仕事が多くて処理しきれないので、1本早い始発電車に乗って出勤し、病院には7時5分位には着いて、病棟を回っている。昨日の帰りに駅まで車で送ってくれる人がいつもの人ではない。ワクチンを打ってもらった後に38.5℃の発熱でダウンして代わりの人だった。その人も「私も38.2℃の熱が出て、アセトアミノフェンを飲んだけど効かなかったです」と言う。どちらも若い人だから副反応が強く出たのだろうか。職員の間では、「また来年打たれるのは嫌だなあ」という声も聞かれる。
来週からは、高齢でない入院患者さんたちの接種、職員の家族の希望者の接種で「打ち手」をこなさなくてはならない。直接新型コロナ感染症患者を扱っている医療機関の大変さはもちろんだが、直接関与していない医療機関の医療従事者たちも普段の仕事に上乗せでワクチン接種や感染防御対策に追われている。緊張の糸が途切れた時のメンタルが心配である。
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コメント
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今の医療現場は本当にストレスの強い状況で、コロナ患者を診ている病院やワクチン接種をしているところは長い緊張状態に置かれて、大変だなあと思います。また、私もそこで働く人々のメンタルヘルスを案じています。
それは特殊な状況でそこまでいかないにしても、一般の仕事でも、自分にはとても難しい仕事を期限を意識してやるとか、責任の重い仕事を抱える、などの状況を避けられないときがありますよね。自分を振り返ってみて・・
・もう少し気楽に仕事に向き合えている人もいるということは知っておく
・その仕事がずっと気になっても、少なくても、身体は仕事から離れて、休憩はとる。散歩などをして、環境を変えることが理想。
・食器洗い、掃除などまったく質の違う日常の仕事をする。
・食事、睡眠を大事にする。
などが予防にならないだろうか、と思っているところです。
それと、音楽に理屈抜きでひたる、というのも良さそうな。
投稿: 夏子 | 2021年6月25日 (金) 19時34分
夏子 様
コメントいただきありがとうございます。
すばらしい120点の解答です。私の出る幕がありません(笑)。
「休息は仕事の転換の内にあり」(24話)であって、目先を変えて仕事をしていくのは有効です。また、適度な遊びも潤滑油として必要です。森田先生の形外会でも会員や先生自身による隠し芸があったり、落語家を呼んだり、皆で東京音頭を踊ったり、ピクニック・小旅行に行ったりというようなこともありました。音楽は癒しとして役立ちます。皆さん、自分に適したストレス解消法が見つかるといいですね。
投稿: 四分休符 | 2021年6月26日 (土) 22時08分
メンタルの病気のリスクとして、「治ったとしても機能上の低下の残存」ということがあるらしいですが、「機能上の低下」って何なんでしょうか。恐い響きがあります。活力が低下したままになるとかでしょうか。
投稿: 夏子 | 2021年7月15日 (木) 21時43分
夏子 様
「治ったとしても機能上の低下の残存」という言葉は私は使ったことがありませんが、おそらく統合失調症の残遺症状のことではなかろうかと思います。幻覚・妄想などの激しい陽性症状が収まった後、無為・自閉・自発性低下などの陰性症状が長く残ることがあります。薬だけでは改善しにくく、デイケアや作業所などを利用しながらじっくり治していく必要があります。
通常の神経症ではそのようなことはまずありませんので、どうぞ御安心を。
投稿: 四分休符 | 2021年7月16日 (金) 21時11分
ご回答ありがとうございます。安心しました。
今後ああいうSNSには近づかないことにします。
知合いではありませんが、統合失調症を長く患っている人が最近句集をだしたまた。
すごいなぁ。すばらしいことです。
投稿: 夏子 | 2021年7月17日 (土) 08時05分
四分休符先生
私はあえて副反応とは言わず、副作用と行っています。天邪鬼。予防接種を受ければ大なり小なり副作用として反応があるものです。当たり前の事です。重症化する副作用もあり、です。その為に大抵の予防接種の場合説明書を読み、サインをする、と理解しています。
今回のワクチン接種についてはデータが充分に集まらないままの打て打て打てでした。結果、データは打て!とほぼ同時進行。少しずつ明らかにはなってきているもののまだ不十分の様子です。ウィルス自体が変異しているからです。
FBに「お腹が空いた。これが私の副反応です」と投稿した友人がいました。言って欲しくなかったですね。ほぼ同時に私の近しい人は線香を手向けに老婦人を訪ねていました。娘である女医さんがワクチン接種後死亡したから、です。その息子さんが研修医をしていて異議を唱えたものの、因果関係が認められず自然死・突然死とされた、と。 後日、ワクチン接種後腹痛、下痢・嘔吐で1日寝込んだ人もいます。因果関係はやはり解らず、です。 勿論、大方の人は特に大きな副作用は認められず通常生活を送っています。5年後、10年後どうなるかは解りません。
解らず、解らず、の打て打て打て。きびしい制約から解除されたかと思ったらまた感染拡大での制約復活。 ワクチン接種は罹患しないという意味ではなく、罹患したとしても重症化リスクを低くする事が出来るのではないか、という事が解って来ました。
今はまだデータが充分に出ていない段階。ワクチン接種をしたとしてもしなくても慎重で有る事に変わりはないと思うのですが。
そして少なからず副作用にて苦しんだ人がいる、最悪の事態に巻き込まれてしまった人が少なくとも居られるという事も念頭に置いておくそれも大切かと思います。
命。それをどう守るか。難しいとつくづく思っています。コロナ禍をきっかけに。
投稿: yukimiya | 2021年7月24日 (土) 09時09分
yukimiya 様
従来のインフルエンザ等のワクチンでも重篤な副作用が出たり死亡例が出ることがあります。今回の新型コロナワクチンでは、十分な治験が済まないうちに例外的な措置として承認されていて、安全性には疑問が残ります。また、長期的な影響は不明です。昨今のように国策として大部分の国民に接種していくと、それなりの死亡例は出るものと考えられます。安心安全ばかり連呼して不都合な事実は隠ぺいする、これでは戦前の大本営や現在のC国と変わりありません。副作用情報は迅速に公表されなくてはおかしいです。
投稿: 四分休符 | 2021年7月25日 (日) 08時06分