神経質礼賛 1883.タクシードライバー
朝、駅から病院までの送迎車はないため、タクシー券を渡されている。タクシー会社は2社あるので、それぞれのタクシー券を持っていて、週末に使った分を事務所でもらって補充するというやり方である。最初の緊急事態宣言が出た時には駅の乗降客が激減してタクシー会社も大変だったようだ。「(駅で)早朝から3時間待ってようやく(あなたに)乗ってもらいましたよ」「今月の出は10日もないですよ」「人じゃなくて食事配達の荷物を運んでますよ」という話を聞いた。タクシー会社は青息吐息。ドライバーさんは年配の人ばかり。若いドライバーさんは仕事を替えてしのいでいるらしかった。最近は駅の乗降客もだいぶ戻ってきて、ドライバーさんも若い人が増えて女性ドライバーのこともある。顔なじみの年配のドライバーさんの話では、高齢者の新型コロナワクチン接種の際の足としてタクシー利用が増えていて、交通不便な地区では市から五千円までの補助金が出るという。「正直言ってありがたいです」とのこと。ワクチン特需らしい。「私もやっとワクチンを打ってもらいました。今まで心配だったんですよ」と。不特定の客、特に夜間は酔客も乗せるタクシードライバーさんは感染リスクが高い。いくら窓を開けて走っていても狭い車内である。医療関係者だけでなく、タクシードライバーさんも優先的に接種できるようにすべきだったのではないか。
タクシードライバーさんには話し好きの人と無口な人といる。私は話好きではないので、話しかけられると簡単に答える程度である。一人困ったドライバーさんがいる。年配だが、酒場で飲んでいるような感じでペラペラ話し、抑制が取れているようで卑猥な言動が目立つ人である。交差点で赤信号になりかけてもスピードを出して通ってしまう。今どきは就業前にアルコールチェックがあるから、よもやアルコールが残っていることはないだろうけれども。やはり、おしゃべりは少なくて安全運転の神経質なドライバーさんの方がいい。
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