神経質礼賛 1890.20年目の点検
自宅を建てて20年になる。5年ごとに定期点検がある。今まで点検に来てくれていた人は年配の人が多かった。今回は若い人だ。まず外回りをチェックしてあちこち写真を撮っていく。暑い中、大変だ。次は中に入り、玄関ドア・ベランダや屋上に出るドアの様子を調べてネジを締めなおしたり、蝶番部分にスプレーをかけたりする。そしてベランダ・屋上の防水のチェックである。終わってからタブレットに撮った写真を見せながら説明をしてくれる。こういうスタイルだと、タブレット操作は年配の人では大変なので若手の社員が来るようになったのだなと気付く。
幸いにして特に大きな問題はなかった。6年ほど前に外壁塗装もしているからだ。一番の問題は、2階ベランダに置いてあるプランタ―から流れ出した土が排水孔を塞いでしまっていたことだ。これは前回点検の時に指摘されていて、一度はプラスチック製の網状クッション材をはがして掃除したけれども、このところサボっていた。暑くてめんどうだけれども、すぐにやっておく。ヘドロ状の土をビニール袋に集め、外の花壇の隅に捨てておく。
来てくれたついでに気になっていたところについて聞いてみた。洗面所の床にある点検用出入口(床下収納兼用)の蓋の取っ手が外れてしまっているのだ。取付ビスは残っているが、それを受ける部分がなくなっているから付けようがない。「多分、ナットが内部に落ち込んでいるんでしょう。ここのネジを開けて見れば中に入っているはずですよ」とのこと。なるほどそうか。ベランダの土の処理をした後、取り掛かる。しかし、言われたように蓋の外側の木ネジ8か所を外してみたが、全く開かない。よく見てみると裏側のプラスチックのカバーを止めているネジは他のところにあって、これまた8か所外す。するとプラスチックの裏ブタが取れて、断熱材が詰めてあり、中からナットが出て来た。修理することができてよかった。この作業で床に細かい木くずなどが出てしまったので掃除しておく。面倒でもとりあえず一つ取り掛かれば、次々と仕事がはかどっていくものである。
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