神経質礼賛 1898.まるちゃんの静岡音頭
先月から地元の静岡鉄道では、「まるちゃんの静岡音頭」ラッピング電車が走っている。来年の4月まで運行するという。花火大会や夏祭りが中止となる中、法被姿のちびまる子ちゃんたちが描かれていて、ちょっぴり気分を持ち上げてくれる。わさび、黒はんぺん、おでん、しらす、(清水名物)もつカレーなど地元の名産品の名前が入っているのもうれしい。この歌は「ちびまる子ちゃん」の作者・さくらももこさんがふるさとを盛り上げたいということで8年前に作られた。さくらさんの作詞、細野晴臣さん作曲、振付はパパイヤ鈴木さんで、小学校や地域のお祭りに登場した。ところが歌っていた地元出身タレントのピエール瀧氏の麻薬使用が発覚して、2年前に公式使用中止となった。そこで、まる子役の声優のTARAKOさん歌唱のリニューアル版を出したのだが、今度はその編曲者の一人である小山田圭吾氏が過去のいじめ告白で炎上して東京オリンピック開会式担当者を降りた事件が起きて、またもや使用中止となってしまったのである。不運としか言いようがない。
このまま消えてしまうのはもったいない。さくらももこさんが亡くなって3年になる(1540話)。生まれ故郷の発展の役に立ってほしいという遺志を生かして、例えば地元の小学生さんたちに歌ってもらうバージョンで作り直して復活してほしいと思う。
« 神経質礼賛 1897.異例の甲子園高校野球 | トップページ | 神経質礼賛 1899.楽譜がない曲 »
コメント