神経質礼賛 1910.危険な食べ物
危険な食べ物、と聞いて皆さんは何を連想されるでしょうか。
① 着色料や保存料など人体に有害な化学物質や発がん性物質などを含んだもの。
② 食べると一瞬は美味しいけれども、少し遅れて辛くて涙が出るような激辛食品。
③ 味は良いけれども、強烈な臭いを発して周囲に迷惑必発のクサヤの干物、ドリアンなどの食品。
④ 女性の場合、美味しいスイーツ類。食べ出したら止まらなくなり、体重計恐怖症を発症させる食品。
人によっていろいろあるだろう。私の妻は①に極めて敏感で、頂き物、冠婚葬祭の引き物は厳重にチェックをして怪しいものが少しでも入っていそうだと即、廃棄処分になる。私も神経質だけれども、①に関してはそこまでではないし、食品を捨てることには抵抗を感じるので、処刑前にこっそり救出して当直の時に食べて消費している。
別の意味で危険な食べ物がある。昨日の病院食はスパゲティミートソースだった。以前の勤務先だとあらかじめ麺の上に具材が載っていて、電子レンジで温めてそのまま食べられたけれど、今の勤務先では、袋に入った麺をラーメン屋のような小さなザルに入れて湯の中でほぐし、湯切りをして皿に移し、それに具材をかける。セルフサービスである。温かいし麺もみずみずしくてよいのだが手間がかかる。さて、食べる段階で問題が発生することがある。箸で麺を持ち上げた時に麺が跳ねて小さな具材が白衣の上に飛ぶことがある。こうなると極めて厄介だ。濡れたティッシュペーパーで何度も拭き取ろうとするがケチャップの赤色は簡単には落ちないのだ。同様に、美味しいカレーうどんも汁が飛んだら厄介であり、⑤白衣の敵・危険な食べ物の両横綱と言っていいだろう。ハンカチを広げて食べればよかったなあ、といつも後悔するが、どうも学習効果がなくていけない。
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