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2021年9月26日 (日)

神経質礼賛 1909.新なる装備品

 「あれ、先生は付けていないんですか」と薬局長から注意を受ける。個人用の消毒液のことである。見れば、薬剤師さんや外来の看護師さんたちは小さな消毒液のボトルを白衣のポケットからぶら下げている。何しろ院内の至る所に消毒液が設置してあって、いつでもすぐに使えるので、持ち歩かなくても困ることはないから今まで気にしていなかった。「外来の看護師さんに言えばもらえますよ」と言われて一つもらう。ポケットに引っ掛ける金具にはピンクのウサギさんの絵が描いてある。女性看護師さんには似合うが、初老の男にはどうも似合わない。しかし言われたからには院内では身に着けることにする。実際に付けて歩いているとボトルが手に当たるし、ドアにも当たりやすい、という難点がある。

こうした装備品は一つ一つは軽くても、いろいろ持っていると白衣が重たくなって肩が凝る。ただでさえ心配性の神経質ゆえ、ポケットにはいろいろ入れてしまいがちだ。胸ポケットには黒ボールペン・多色ボールペン・シャープペン・ラインマーカー・小型ペンライト、左ポケットには毎年百均で買っている薄い手帳に種々の(現在担当中の入院患者さんの一覧など)縮小コピーを挟み、付箋紙の予備を張ったもの・院内PHS、右ポケットには病院のマスターキーと自室の鍵・三文判とシャチハタ印。電子カルテになる前はさらに定規もポケットに入れていた。消毒液が加わりトータルでは意外と重量がある。精神科医は聴診器を首にぶら下げて歩く習慣がない。徒手空拳、身一つで言葉だけを武器に勝負するのが本分なのであるが、そうも言っていられない御時世になった。

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