神経質礼賛 1902.マグネットチラシ
母が住んでいた家に週2回は行って郵便物をチェックする。広告新聞の他、宅配の寿司・弁当・ピザのチラシと並んでよく入っているのが、水道修理業者のマグネットチラシである。名刺大ほどのマグネットシールに大きく電話番号が表記され、いつでもすぐ来てくれるようなことが書かれている。私はそのまま捨てているけれども、何となく捨てずに取っておく方、何かあったときのために冷蔵庫に貼っている方もいるのではないだろうか。同じ地域でも私の家にはそれほど入ってこない。高齢者の住宅を狙って入れて行くのだろうか。母が古い実家に住んでいた頃、トイレが詰まってその業者に電話をしたら、例の大きな吸盤が付いた棒でプシュプシュやってわずか3分ばかりのことで1万円を要求されたことがあった。もちろん領収書も何も置いて行かなかったとのことだ。ぼったくりである。その業者かどうかわからないが、昨日のニュースにマグネットチラシで全国展開している水道屋本舗を名乗るアクアラインという業者に業務停止命令が出たというものがあった。直らないのに法外な料金を要求された、便器一式取り換える工事が必要と言われた、クーリングオフを認めない、などの苦情が国民生活センターに寄せられたためだという。
振り込め詐欺もそうだけれども、高齢者を狙った詐欺や悪質商法が横行している。何か困ったことがあるとパニックになって引っ掛かりやすい。一呼吸置いてから対策を考えるのがよい。水回りのトラブルは地元のガス会社でも扱っているから、当てがなければマグネットチラシの業者ではなく、そうしたところに相談した方がまだ信用できるだろう。
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