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2021年10月21日 (木)

神経質礼賛 1917.銀行の支店がなくなる!

 3カ月前に、長年利用してきた信託銀行の支店が廃止になるという通知が郵送されてきた。そのまま口座を継続することは可能だけれども、窓口での手続は東京まで行かなくてはならなくなる。それは困る。閉鎖直前の窓口は混雑するだろうから、郵送での解約手続を依頼した。私の口座は無事解約できて地方銀行の口座に振込まれた。問題は母親の口座である。新型コロナによる緊急事態宣言の最中であり、母親がいる施設では面会禁止になっていたから、郵便でのやり取りを繰り返した。使っていた銀行印がどれかわからない。宣言解除になってようやく面会できるようになったので、印鑑を持って行き、どれがその口座の印か母に見てもらった。郵貯で使っている印鑑と同じだと言うので、そこでそれを押して書類を送った。10日ほどして銀行から簡易書留が送られてきた。不在郵便を取りに行くのが息子であっても住所が異なると(同居していないと)受取には委任状が必要だとは知らなかった。実に厄介である。しかも、送られてきたのは印鑑が違っているという連絡である。印鑑は母の記憶違いだった。やり直しだ。神経質が奔走する。

 来月には私がよく利用している地方銀行の支店が閉店になる。これからはちょっと離れた支店へ手続に行かなくてはならない。マイナス金利政策が長く続き、金融機関は青息吐息。支店をどんどん統合・廃止して規模を縮小せざるを得なくなっている。追い詰められた社員たちが詐欺まがいの営業に手を染める実態もある。資本主義経済の原理に反するこの政策が銀行の存在を根本から否定するものであることは小中学生でもわかりそうなものだ。ごく短期間であればまだしも、こんなデタラメを続けていたらまともな金融機関は全滅してしまう。もしも日本資本主義の父と言われた渋沢栄一さんが現状を見たら絶句することだろう。

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