神経質礼賛 1923.コロナワクチンからインフルワクチン接種へ
入院やデイケアの患者さん、職員の家族への2回目の新型コロナワクチン接種が終了してやれやれと思っていたら、11月からはインフルエンザワクチン接種が始まった。外来に通院している患者さんの接種も受け付けている。去年までは医師が問診したら処置室で看護師さんが注射してくれたものが、今年はワクチンを詰めた注射器を持ってきてくれるだけになった。通常の外来診察をしてから注射の問診をしてその場で医師が注射しなくてはならない。若い女性患者さんからは「え!先生が打つの?」と言われるし、服を何重にも着込んだ高齢患者さんだと服の脱着にとても時間がかかってそれを待っていなくてはならない。診察待ちの患者さんが増えてしまって気が気ではない。気は焦るけれども何とも仕方がない。淡々とこなしていくだけである。外来が終わってからも、病棟からワクチン注射依頼の電話がバラバラとかかってくる。当分はこれが続くのだろう。来年には新型コロナワクチンの職員への3回目接種が始まる。
このところ、すっかり新型コロナワクチンの筋肉注射に慣れてきたが、インフルエンザワクチンは皮下注射である。諸外国ではインフルエンザワクチンも筋肉注射であり、皮下注射にこだわっているのは日本だけらしい。かつて筋肉注射による大腿四頭筋拘縮症の医療事故が影響しているとのことだが、インフルエンザワクチンの場合も筋肉注射の方が効果が高く副反応もきたしにくいメリットがあるという話がある。このあたりは、しっかり研究調査して、筋肉注射の方が優れているのであれば方針を切り替える必要があるのではないかと思う。
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