神経質礼賛 1954.雲にあそぶ
近くの公園の横を通っていたら、金ピカの彫刻が設置されているのに気が付いた。天使のように見えるが何だろうかと思って公園の中に入って近づいてみたら、女性が小さな雲の上に乗り手を広げて飛んでいる姿の像だった。台座には「雲にあそぶ 制作 細谷泰茲」とある。調べてみると地元の彫刻家の作であり、同じ題名の作品が新富士駅と袋井市立山名小学校にもあることがわかった。ただし、全く異なる像である。もう設置されてからだいぶ経っているらしい。子供向けの遊具を新しいものに取り換える工事を長いことしていて、その時にこの像が設置されたのだろう。いつも公園の横を通るだけで中には入らないので今まで気が付かなかった。
鳥のように空を自由に飛べたらいいな、とは誰しも想う夢である。私もたまには飛ぶ夢を見ることがある。ただし、地上30cm位の所をかろうじて浮いていて、歩くより遅い速さでノソノソ進み、そのうち20cm、10cm、5cmと徐々にと高度が下がりついには地面に着いてしまいそこで目が覚めるのだ。安全最優先の神経質らしい夢なのかもしれない。もう少し「あそび」があった方がいいなあ、と思う。
なかなか遠出できない御時世だけれども、注意してみれば、地元にもいろいろと見どころはあるものだ。散歩がてら、あまり人が多く集まらない街中のモニュメントを見て歩くのも面白いかもしれない。
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