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2022年5月29日 (日)

神経質礼賛 1990.HIMARIさん

 先週のNHKクラシック音楽館に登場したHIMARI(吉村妃鞠)さん。NHK交響楽団をバックにメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を弾く。何とまだ10歳の女の子である。小ぶりの楽器の黒いテールピース(弦の根本を固定する部品)には4弦ともアジャスター(音程を微調整する)ネジが付いていて初心者用に見える。しかし、驚くほど素晴らしい音色と音量が出ている。後で調べてみると、ストラディバリやグァルネリの師匠だったニコロ・アマティ作の稀少な分数ヴァイオリンの名器らしい。この楽器で完璧な演奏を披露してくれた。母親はヴァイオリニストの吉田恭子さん。3歳前からヴァイオリンを弾くようになり、4歳からコンクールに出場。6歳から海外のコンクールで優勝を重ねるようになった天才中の天才である。パガニーニの難曲を得意としていて、バーンスタインら著名な音楽家たちを輩出したアメリカのカーティス音楽院への留学が決まっているという。もうすでに世界で活躍する一流のソリストである。これからの一層の活躍が期待される。愛犬を散歩に連れて歩く普段の生活も紹介されていた。

 そんなHIMARIさん、脳の活性化のために音読をしており、3歳では論語を音読していたという。やはり音読(1685話)はいいのだろうか。もはやヴァイオリンの腕前はどうにもならないが、せめて認知機能低下に少しでも歯止めをかけるべく、秘かにやってみようかと思う。

 

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コメント

  四分休符先生
 音読は私も試してみましたが、なかなか続かなったです。やはり森田療法や学校、僧堂などの「場」が必要なのでしょうね。
 森田診療所で朝晩「古事記の音読」をするということ、私は次のように解釈していました。
 例えば密教で護摩を焚きますね。その時参加者が真言を唱えます。サンスクリット語ですから唱えている人は専門家以外意味がわからないのですが、何回も何百回も唱えます。意味がわからないから、知的理解で理屈を考える余地がない。私も比叡山で千日回峰を達成した阿闍梨さんの護摩焚きに参加したことがありますが(知人から昼食にでる精進料理がとてつもなく美味いからと誘われ不純な動機で行ったのですが)、30分位真言を唱えていると一種瞑想状態になった経験があります。
 お経も日本語訳ではないので意味がわからないようになっていて同じことですが。
 神経質者がとらわれている時、理屈をまず考え、知的理解の操作でやりくりをしがちなので、それをぶち壊すために、古事記の神々で同じような名前の羅列が続きあまり意味のない言葉を音読させたのではないでしょうか。
 そしてまず知的はからいかを遠ざける、そして心をふるくからの伝来の何者かに預ける、ということではないか。そして森田先生は日常行動では「感じからはじめなさい」といっているのではないかと、そんなふうに解釈していたのですが。
 HIMARIさんが論語を音読されていたというのも、3歳では意味がわかっていなかったでしょうから、上に述べたことと符合するように思われます。
 四分休符先生も水谷啓二先生の解釈を以前出しておられましたが、以上私の説は素人が考えたことですのであてにならないことは言を俟ちません。
 ちなみに私が受けた森田療法は、森田の原法をよく伝えているといわれていた鈴木知準先生のところでしたが、そこでは古事記の音読はありませんでした。ただ理屈、理論を言うと厳しく𠮟られました。身でもって体験するようにと。

神経質流儀 様
 
 コメントいただきありがとうございます。

 確かに仰るように、学校、寺、合宿所のような「場」がないとなかなか実行しにくいものですね。森田正馬先生の診療所、あるいは三島森田病院で行われていた古事記の音読については1700話に書かせていただきました。頭でっかちの神経質者はなぜ、何のためにやるのかを考えてしまいます。そこに意味を求めて考え過ぎるのです。そして、目に見える効果があるものでなければバカバカしい、と投げ出しがちです。ただ、よき人の勧めに従って、意味はわからないけれども続けてみようということに意義があるのではないでしょうか。これも思想の矛盾の打破ということなのかと思います。

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