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2022年6月 5日 (日)

神経質礼賛 1992.バナナ

 外来の患者さんで、朝何も食べないという人が時々いる。ただでさえ、うつ状態で通院していて意欲がわかないと言っているのに加えて、何も食べずにそのまま仕事に行ったのでは低血糖で動けなくなるのではないかと心配である。「バナナ半分でもいいから食べてみてはどうですか」とよくアドバイスしている。バナナは皮をむくだけで手間いらず、食べやすく食物繊維も取れるから、一人暮らしの人に適している。糖質悪玉至上主義の人が、朝のバナナはいけないと主張している記事をネット上で見かけるが、そんなことはないと私は思っている。

 スーパーへ行くと実にいろいろな種類のバナナがあって、産地はフィリピン、エクアドル、コロンビアなどまちまち、値段もピンキリである。我が家で買っている妻の指定銘柄はコロンビア産有機栽培である。ただし買ってすぐ食べるのは御法度である。TV健康番組でシュガースポットと呼ばれる黒い斑点が出たものが体にいい、という話を信じていて、それが出てくるまではお預けである。そうこうしているうちに全体が黒く傷みかけてきたものを食べさせられる羽目になる。私は酸味のある少し青いバナナが好きなのであるが。ビニール袋に入って売っているこのバナナは時々黒っぽいタール状の液が付着していることがある。これは、バナナの房を切った時に出てくる樹液であって無害なのだそうだ。大きなもの3本あるいは小さなもの4本が298円で売られている。

 この有機バナナの入荷が時々途切れることがあって、代わりに何を買うか悩ましい。Doleの血圧高めの人によいというGABA(ガンマアミノ酪酸)の機能性表示食品を試しに買ってみた。1日120g食べればGABAの一日必要量の半分が摂れるといい、ホームページ上に実験効果が表示されている。フィリピン産であり価格は5本298円だ。味も悪くない。しかし、1日1-3本食べることを勧めていて、私は半分位しか食べないから効果はあまり期待できそうにない。

 

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