神経質礼賛 2017.起上りもなか
今年のお盆休みは行動制限が3年ぶりに解除されて、お盆休みは帰省や旅行の人で賑わい、各地で祭りや花火大会など様々なイベントが行われた。しかし、県内の医療機関では今なおクラスターが発生し、医療従事者の感染のため業務に支障をきたしているところがある。まだ県外への旅行は御法度である。そんな中、お盆休みに友人と金沢に行った子供が土産物を届けてくれた。金沢も大変な暑さだったようで、兼六園は人が少なかったという。土産物は小さなだるまさんのような形をした「起上りもなか」である。透明なケースに入っていて、4個は赤、1個は白っぽい薄金色の包み紙である。穏やかな笑顔がかわいらしい。加賀八幡(応神天皇)が生まれた時に深紅の錦に包んだことにちなんだ縁起物の郷土玩具があり、それを模した最中だそうだ。
包装紙を開けると、最中本体も同じお顔に作られていて芸が細かい。見た目は小さいけれども丸っこい形なので体積はそれなりにあって意外と食べ応えがある。パリパリの皮と上品な甘さの粒あんがコーヒーにも合う。起上りというネーミングも縁起が良さそうだ。さて、一つだけ包装紙の色が異なるのは中身がどう違うのだろうかと気になっていた。小豆あんではなく白あんか。はたまた餅入りか。それとも栗入りか。期待に胸を膨らませながら開けてみる。外観は全く同じである。そして食べてみると・・・全く同じであった。
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