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2022年9月 4日 (日)

神経質礼賛 2022.ひたすら待つ

 先週木曜日の夜10時頃、母が入所している施設から電話が入り、転倒して痛くて動けなくなっているので、これから救急車を呼んで病院を受診する、とのことだった。しかし、それからなかなか連絡が来ない。元々右大腿骨頭は変形性股関節症で人工骨頭が入っていて、左も一昨年に大腿骨転子部骨折のため、市立病院で手術を受けている。しかし、市立病院での受け入れができないと断られて県立総合病院に搬送することになったという連絡が入ったのが1時間後。コロナ対応で救急の現場も大変なのだと思う。タクシーで県立総合病院に向かう。30分ほど経って、施設で当直をしていた施設長さんと待合室で会う。母は直接診察室に入ったという。そこからが長かった。待合室にいた他の患者さんの家族たちは帰って行ったり入院が決まって病棟へ上がって行ったりした。何の情報もなく、待合室の椅子に座ってひたすら待つ。何とも仕方がない。冷房で体が冷え切って何度もトイレに行く。メッセンジャーボーイらしき研修医が出てきたのは午前2時過ぎ。「ここでは対応できないので、施設に帰って下さい」と。「そう言われても困ります」と言うと、救急医が出てきて、「右大腿骨の骨折ですが、人工関節の部位なので、市立病院さんでないと。紹介状を書くので一旦施設に戻って、市立病院さんに相談して下さい」と言って24時間対応しているというストレッチャー搬送できる介護タクシーの電話番号を書いた紙を渡された。しかし、そこに電話しても出ないので2回留守電に入れて待つが連絡がない。「今日のところはとりあえず入院させてもらって、市立病院への転院をお願いできないですか?」と交渉して、やっと入院が決まった。

  病棟へ行って当直看護師さんから説明を受けたのが午前4時過ぎだった。「施設から残りの薬と衣類を持ってきて下さい。9時半には来てくださいね」と看護師さんに言われる。売店でオムツなどを買って病棟に届けてからタクシーで帰宅するが、頭が冴えていて仮眠は取れない。朝食を取って、まずバスで施設へ向かい、そこから歩いて県立総合病院へ。書いてきた入院手続き書類を事務に提出し、待合室で時間をつぶしてから病棟へ行く。まだ、転院は決まってないとのこと。病室で待機だ。母は静かに寝ている分にはさほど痛くないというのが救いである。また、ひたすら待つ。正午過ぎになって、やっと看護師さんから「1時頃、転院になります」と聞いた。入院治療費を支払い、出発を待つ。

 市立病院に移り、救急診察室で診察を受けるが、ここでもひたすら待つ。右大腿骨転子下骨折の診断で入院となる。手術をしても歩けるようになるのは困難との説明を受ける。ここでもいろいろ書類にサインして入院手続きが終わったのは午後4時だった。病院を出て浅間通りの昔からある第二美濃屋で遅い昼食にラーメンをすする。本当に長い一日だった。今の病院に移ってから仕事を休んだのは初めてだ。外来予約患者さんが30人以上いる日でコロナ予防接種の打ち手もやらなくてはいけない日だった。代診していただいた院長先生はじめ多くの人たちに御迷惑をかけてしまった。少しずつ借りを返していこう。

 

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