神経質礼賛 2023.夫婦円満に大切なこと
ネットの検索サイトを開くと、ニュースや天気予報の他に雑誌の紹介記事などが載っている。気になる記事があると見ている。小学館のkufuraという働く女性向けのwebメディアの記事に目が留まった。「結婚生活をうまくいかせるために大切なこと」のアンケート結果である。夫側・妻側それぞれ百数十人の調査であるから人数がちょっと少ないけれども、一つの参考にはなるだろう。
夫側からは1位 思いやり、2位 我慢、3位 干渉しすぎない、4位 コミュニケーション、5位 相手の話を聞く、6位 感謝する、7位 相手を尊重する、8位 適度な距離感、9位 うそをつかない、10位 期待しすぎない。
妻側からは1位 コミュニケーション、2位 思いやり、3位 感謝する、4位 干渉し過ぎない、5位 妥協する、6位 相手を尊重する、7位 我慢する、8位 我慢し過ぎない、9位理解しようと努める、10位 適度な距離感。
実際のところ、どの項目も大切なことであるが、やはり相手に対する思いやりがベースとなっている。概して女性の方が言語能力に長けているので、言葉でいろいろ言ってきて、男性の方は黙って我慢して聞くという傾向も少しありそうだ。(我が家の場合だけかな?)
森田正馬先生の場合、奥さんの久亥さんと夫婦円満だったとは言い難い。元々いとこ同士で親が決めた結婚ということもあるかもしれないが、夫婦喧嘩を繰り返していた。森田先生の方が子供っぽく久亥さんをいじめて、久亥さんは来客があったりするとすぐに切り替えていたが、森田先生はいつまでも不機嫌だった。患者さんたちの前でも夫婦喧嘩をしては、どちらが正しいか判定するように患者さんに迫るようなこともあったようだ。しかし、これは森田先生の甘えのような面もあったであろうし、久亥さんは「余の療法(森田療法)」にとってもかけがえのない存在だった。歳を重ねるに従い、徐々に夫婦円満となっている。
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