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2022年12月 8日 (木)

神経質礼賛 2053.渡辺徹さん急逝

 渡辺徹さん(享年61)急逝の報には驚いた。特に敗血症で亡くなられたという件について、どうしてだろう、と思った。抗がん剤治療などで免疫力が低下した状況で起きることである。その後の報道では、長年糖尿病を患っておられ、ここ数年は糖尿病性腎症による腎不全から週3日人工透析を受けていて、心臓の手術も受けていたとのことである。糖尿病を長く患っていると全身の血管に悪影響を及ぼして動脈硬化や網膜症や腎症や神経障害をきたすとともに、免疫力が低下して感染症が重症化しやすい。歴史上の人物では藤原道長が晩年は糖尿病の合併症に苦しみ、死の恐怖からパニック障害をきたしていたと思われることは413話に書いた通りである。渡辺さんの場合も感染症への抵抗力が低下していて、敗血症に到ってしまったのだろう。

 渡辺徹さんと言えば、TVドラマ「太陽にほえろ」の刑事役で人気を博した人である。明るく庶民的な人柄で、奥さんの榊原郁恵さんとともに好感度が高いタレントさんだった。芸能人の中では将棋が強かった。近年は大学でも講義をしていたようだ。私はNHK-FMの「おしゃべりクラシック」という番組を楽しく聴かせてもらっていた記憶が大きい。この番組でのパーソナリティは8年間も続いた。

 晩年はまさに満身創痍の状態でもそれを全く見せずに活躍しておられたのには感服する。まさに「己の性(しょう)を尽くす」である。亡くなるには早過ぎてとても残念ではあるけれども、見事に生き尽くしたと言えるだろう。合掌。

 

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コメント

四分休符先生

 驚きました。長く病んでらしたのですね。

 今日、「×かける クラシック」放送日です。 先生のNo.1854にも私はコメントさせて頂きましたが、ほぼ聴いていません。渡辺徹氏、ふかわりょう氏の頃は楽しく聴いていたのですが。
 渡辺徹氏は熊本マリさん、向山佳絵子さんその他いろいろな方と司会進行してられましたが、心地よいものでした。きっと彼の持ち味、素直さであったのでしょうか。気遣う気持ちがあったのではないかと思うのです。

 鈴木先生には「素直でない!特に関係妄想性神経症!でも、だって...が多い」と随分言われたものです。 神経症は、素直でない、か...

 長じて、素直さとは生き易さの早道だなぁ、と感ずる日々です。

 どんなに坐禅に励んだとしても、坐禅を知らず素直に生きている人には到底及ばない、そう思うのです。

 神経質人は「生」に執着しています。という事は「死の恐怖」がある、という事です。
「素直」「死」この二つを持ってして乗り越える神経質人は悟る・達観に近い。ヘタな坊主より悟りに近いとも鈴木先生は言われました。
 
 あまり大きな声で言えませんが、神経質人であるという事は逆手に取れば、愉快な人生を送る切符を手にしているようにも考えられます。違うかな...

 渡辺徹氏、穏やかで優しい語り口が今も脳裏に蘇ります。

yukimiya 様

 コメントいただきありがとうございます。

 そうでした。熊本マリさん、向山佳絵子さん、といった現役の演奏家の方々とのやりとりも楽しかったですね。現在の「× かけるクラシック」はちょっとおしゃべりが多すぎ、モデルさんの話し方が耳に着きます。歳のせいかもう少し落ち着いた司会者がいいな、と思ってしまいます。

 仰るように、神経質者は素直ではない、「でも」「だって」が多い、言い訳が多すぎるのは確かです。治っていない人の日記を読んでいると、そう思いながら、まだまだ自分にもあるよなあ、と反省することしきりです(笑)。

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